Training course
専門看護師養成課程について
本学では平成28年度から、老人看護専門看護師養成プログラムを開講しています。更に令和7年度から、がん看護専門看護師養成プログラムが開講される予定です。
専門看護師養成プログラムでは、高齢者・がん患者とその家族が尊厳のある質の高い生活を送れるよう、疾病や治療を含めた多角的なアセスメントを行い、高度な看護実践が行える能力を修得します。さらに、専門看護師として、教育・相談・調整・倫理調整・研究の機能を学びます。
授業では、高齢者看護・がん看護に活用できる理論や概念について学習するとともに、現場で生じる複雑で解決が困難な事例に関するアセスメントや援助技術について、高度な実践を行っている看護師に授業に参加してもらい、実践に即した看護について学ぶ機会を多く設けています。さらに、先駆的な取り組みをしている地域や施設で活躍している看護師等を講師に招き、地域に密着した学習ができるように配慮しています。
About CNS
専門看護師(Certified Nurse Specialist:CNS)とは
対象者のクオリティ・オブ・ライフの向上を目的として、個人、家族、および集団に対して、ケアとキュアの統合による高度な看護学の知識・技術を駆使して、疾病の予防及び治療・療養・生活過程の全般を統合・管理し、卓越した看護ケアを提供する者です。総合的な判断力と組織的な問題解決能力を持って専門領域における新しい課題に挑戦し、現場のみならず教育や政策への課題にも反映できる開発的役割がとれる変革推進者として機能することが求められています。
Role
専門看護師の役割
実践:個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。
相談:看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。
調整:必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。
倫理調整:個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。
教育:看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。
研究:専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。
Terms
専門看護師になるための条件
1. 看護系大学大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計38単位あるいは26単位)を取得していること。
2. 実務研修が通算5年以上あり、うち3年間は専門分野の実務研修であること。
3. 日本看護協会の認定審査を受け、認定されること。
Curriculum
カリキュラムの概要について
1.老人看護専門看護師養成プログラム及び履修方法
2.がん看護専門看護師養成プログラム及び履修方法
看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師養成プログラムの所定の単位(38単位)を取得し、実務研修が通算5年以上(うち3年間は専門分野の実務研修であること)あれば、専門看護師受験資格が取得できます。
- 関連タグ
- CNS課程(大学院)