病院で教育を担当する看護師のための看護教育プログラムについて
令和6年度から,病院で教育を担当する看護師のための看護教育プログラムを開講しています。病院で教育を担当する看護師のための看護教育プログラムでは,複雑で多様な学習ニーズをもつ看護師に対して,それぞれの看護師のニーズに沿った質の高い教育が行える能力を習得することを目的としています。
講義では,教育と学習の原理について学習するとともに,看護師の学習ニーズに沿った教育を行うための授業設計,教育評価,教育改善の3要素を踏まえた授業実践について学びます。
教育学研究科,教育・学生支援機構,附属病院総合臨床研究センターなどの成人教育,生涯教育,継続教育に造詣の深い教員の講義を受けることで,理論に基づきつつ実践に即した教育について学ぶ機会を多く設けています。さらに,プログラムに関わる教員が行う教育場面への参加や,自らの教育設計,教育評価,教育改善のプロセスを実際に行いプログラム終了後に即戦力として活躍できるように配慮しています。
プログラムの特色
教育担当者のリーダーとして活躍できるカリキュラム構成
看護教育に必要な看護の哲学・倫理・理論の学び直し
看護師のキャリア形成を支援するために 必要な成人教育、生涯学習、継続教育などの理論を学習
看護継続教育の理論と実践の講義
募集要件
募集人員:1学年4名程度
募集要件:病院で教育を担当している看護師経験年数が5年以上の方。
学習環境
長期履修制度,第14条特例(夜間・土日開講) を活用し働きながら就学可能
病院に勤務する看護職で、看護教育に関する専門的な知識・技術習得への強い意欲を持ち、勤務する病院での勤務成績が優秀かつ、将来、当該病院において看護教育を担当することができる者に対して、本学看護教育プログラムを提供し、もって愛媛県内看護師の資質向上に資するとともに、修学に支障がないよう奨学金を給付する制度が準備されています。
カリキュラムの概要について
科目 | 科目名 | 単位数 | 必須単位 | |
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専門分野専門科目 | 看護継続教育特論 | 2 | 4 | 4単位 |
看護継続教育特別演習 | 2 | |||
実習科目 | 看護継続教育実習Ⅰ | 2 | 4 | 4単位 |
看護継続教育実習Ⅱ | 2 | |||
課題研究 | 4 | 4 | 4単位 | |
共通科目A | 看護研究方法論 | 2 | 4 | 18単位 |
看護教育論 | 2 | |||
看護理論 | 2 | 10 | ||
看護管理論 | 2 | |||
コンサルテーション論 | 2 | |||
看護倫理 | 2 | |||
看護政策論 | 2 | |||
共通科目B | 臨床薬理学 | 2 | ||
フィジカルアセスメント | 2 | |||
病態生理学 | 2 | |||
共通科目C | 看護キャリア形成支援論 | 2 | 4 | |
看護継続教育実践論 | 2 | |||
合計 | 30単位 |
1.履修単位は,30単位以上(実習4単位以上を含む)とする。
2.共通科目Aから「看護研究方法論」(2単位)と「看護教育論」(2単位)は必修とする。それ以外の共通科目Aと共通科目,共通科目Bの中から5科目(10単位)は選択必修とする。
3.共通科目C 2科目(4単位)と専門分野専門科目2科目(4単位),実習科目2科目(4単位)を必修とする。
4.課題研究(4単位)を必修する。
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- 看護継続教育(大学院)