研究・論文

研究

大学内の講座である以上、社会にその成果を問う必要があります。「臨床腫瘍学講座」は自身が行う研究を通じて、社会に還元出来るような成果を求めたいと考えます。「臨床」と名が付く以上、本講座では基礎と臨床との橋渡しになるような研究を行う事が理想です。がん患者さんの診断や治療により直結した臨床研究です。このために、広く基礎系の講座と連携し、さらには大学病院の診療施設ならびに看護学科との連携を深め、評価の高い臨床研究を行うことが目標です。 この数年間に「臨床腫瘍学講座」が発表した研究を下記に示します。

  • 悪性腫瘍の予後規定因子の探索

予後規定因子の 探索は、悪性腫瘍に対する治療方針の決定に有用であるばかりでなく、その因子を通じて新たな治療法や治療概念の創造につながる。当科では、特に悪性リンパ腫に焦点を当て、その新たな予後規定因子(遺伝子・タンパク等)の探索を行っている。

  • がん化学療法における補助療法の開発

がんの化学療法には様々な副作用が生じる。この副作用に対する新たな対策や対処法の創造を試みている。

  • 電子通信媒体を通じたがん患者管理

電子通信媒体は様々な医療分野で応用されている。当科ではiPadや携帯端末を用いたがん患者の治療管理を行っている。

2022年2月26日「愛媛新聞」

2022年12月28日「毎日新聞」

 

  • がんゲノム検査を用いた新規治療法の検討

現在国家プロジェクトとしてがんゲノム検査が開始されているが、この検査結果を用いた新規治療法の検討を行っている。