学生の皆さんへ

医科学研究学生の指導方針

学生が希望する研究において、原則、教官が1対1で指導を行います。医学研究を進める内に、自ずと実験技術、科学的な考え方など、将来研究者として必要とされる基礎部分を修得します。

学生の研究内容

これまでの主な学生の研究内容を挙げる。
妊娠高血圧症候群 (PIH) に関する研究:PIHの発症は、endothelial cell activation (ECA) とよばれる血管内皮機能の異常亢進による。
その要因は、
1)子宮血管へのトロホブラストの侵入の異常
2)母体と胎児間の免疫不全
3)母体循環の妊娠への適応不全または炎症性変化
4)遺伝的因子
が考えられている。PIH病態論の究明により、健全な母児管理のあり方を追求するとともに、PIH発症の予知・予防を検討してきた。

1回生 体験実習の感想

私は、1週間と短い期間ではありましたが、産婦人科体験実習で様々なことを経験させていただきました。産科領域では帝王切開の見学が最も印象に残っています。新しい生命の誕生というかけがえのない瞬間に立ち会うことができ大きな感動を味わうことができました。また婦人科領域では外来や回診、そして手術を見学する機会を頂きました。患者さん一人一人に真剣に向き合う先生方の姿に、これから私が目指す「医師」の姿がより鮮明になったように思いました。この体験で得た事をこれからの糧として医師にふさわしい人間となれるよう努力を続けていきたいと思います。 1回生 M.H.

私は、今回の実習を通じて多くのことを学びました。産科分野では特に帝王切開と経腟分娩が印象に残りました。赤ちゃんが産声をあげる新しい命の誕生の瞬間に立ち会うことができ、とても感動しました。一人の赤ちゃんが生まれるのには、妊婦さんはもちろんのこと家族や医療従事者といった大勢の人々の関わりを実感し、命の尊さを学びました。婦人科分野では外来では患者さんの悩みに対して不安を和らげ、精神面からのサポートが重要で、自分は将来医師としてどのように患者さんと共に病気を克服していくべきなのか、どのようにして患者さんに寄り添える医師になれるか考えさせられました。最後にご指導いただきました先生方、外来や手術見学の許可をいただきました患者さんに御礼申し上げます。 1回生 T.I.

学生指導の担当者

松原圭一 keiichi@m.ehime-u.ac.jp
松原裕子 takeyu@ m.ehime-u.ac.jp