PICALM遺伝子と精神神経疾患の関連についての解析についてのお知らせ

お知らせ

PICALM遺伝子と精神神経疾患の関連についての解析についてのお知らせ

2020.07.03

お知らせ

 

当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は「脳とこころの病気の遺伝子解析研究のためのバンク構築(承認番号31-K8)」で得られた過去の記録をまとめることによって行います。このような研究は、「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんお一人お一人から直接同意を得ることが難しい場合には、研究内容の情報を公開することが必要とされております。

この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、下記の「問い合わせ先」へご照会ください。

 

【研究課題名】PICALM遺伝子と精神神経疾患の関連についての解析

 

【研究機関】愛媛大学大学院医学系研究科精神神経科学講座

 

【研究責任者】伊賀淳一(准教授)

研究の目的

精神神経疾患(統合失調症、うつ病、躁うつ病、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症)においてヒト末梢血で臨床的に十分有用とされるバイオマーカーは明らかにされていません。そこで本研究は精神疾患および認知症の簡便な臨床的バイオマーカーを検討することを目的として、PICALM遺伝子の一塩基多型や遺伝子発現、可能であればメチル化率を対照群と比較し、年齢や性別、罹病期間や発症年齢、内服薬、神経心理学的検査、血液検査等の各種臨床データとの関連を解析したいと考えています。研究結果から、診断の確定、治療の評価、再発の指標となるデータ等を得ることができる可能性があります。また将来的に、疾患に有用なバイオマーカーの作成に役立つことに加え、病因に関わる情報を得ることができる可能性があると考えています。そのため提供された試料よりDNARNA、蛋白を抽出し適切に保存管理を行います。

 

【研究の方法】

(対象となる患者さん)2025621日までに「脳とこころの病気の遺伝子解析研究のためのバンク構築(承認番号31-K8)」研究に参加された方

(利用する情報)試料(血液や尿など)、性別、年齢、発症時期、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、治療状況 等

【個人情報の取り扱い】

収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる個人情報を除いて匿名化いたします。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

さらに詳しい研究の方法をお知りになりたい場合は、「問い合わせ先」までご連絡ください。他の患者さんの個人情報や知的財産保護等に支障がない範囲でお伝えいたします。

また、この研究の対象となられる方で「ご自身の診療録(カルテ)や保管されている試料(血液や尿など)は除外してほしい」と望まれる方は下記「問い合わせ先」までご連絡下さい。

 

研究参加施設

関連病院:大洲平成病院、十全ユリノキ病院、双岩病院、JCHO宇和島病院、くじら病院、くろだ病院、財団新居浜病院、四国中央病院、松山記念病院、松風病院、真光園、西条済生会病院、堀江病院、野村病院、和ホスピタル

研究協力機関:徳島大学病院精神科徳島大学医学部医歯薬学研究部精神医学分野

本研究に関する問い合わせ先

愛媛大学医学部附属病院精神科
伊賀 淳一
Tel: 089-960-5315

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