シーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

シーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました!

小倉先生の講義風景

4月22日、研修医15名を対象にシーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました。講師に、整形外科の木下智文先生、津田貴史先生、小倉真由先生、松本直樹先生をお招きして開催しました。参加人数を15名に限定しての開催でしたが、あっと言う間に22人もの参加希望者が出たため、早期に募集を締切ってしまいました。

まずは、小倉先生からシーネ固定に関するご講演があり、その後のハンズオンにスムーズに入ることができました。

ハンズオンでは、足と腕のシーネ固定を実施者と患者役、それぞれ経験しました。「あったかい…」「90°の角度で維持するのがきつい…」など、経験してみたからこその声が聞こえてきました。基本的な手技を確認できたことはもちろんのことですが、患者さんの立場になる経験は貴重で、患者さんの視点の大切さも感じてもらえたのではないかと考えています。

また、今回参加できなかった先生向けに第2弾を開催する予定であり、是非とも参加していただければと思います。また、今回参加された先生は次回、アシスタントとして協力していただき、その中で教える立場を経験していただければと考えています。

研修医にとって専門の先生方から時間をとっていただき、ご指導いただいたことは非常に貴重な経験だったと思います。一生懸命学ぶ研修医を見て、このような機会の必要性を改めて感じることが出来ました。ご協力いただいた指導者の先生方、本当にありがとうございました。

≪参加した研修医の声①≫
シーネ固定について実践的で勉強になりました。去年の救急外来では、検査後は整形の先生にコンサルトして終わりだったので、処置まで自分の手でする選択肢ができてよかったです。次回開催される際はアシスタントとして参加して、さらに知識と技術を深めていきたいです。抵抗なく処置できることを目指しますので、またご指導いただきますよう、よろしくお願い致します。

 

《参加した研修医の声②》
今まで救急当番等で骨折の対応をほとんどしたことがなく、シーネ固定のやり方を知る機会が少なかったため、大変勉強になりました。専門医の先生方に直接指導して頂き、さらに質問しやすい雰囲気だったため、貴重な時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。

《センター長のコメント》
総合臨床研修センターでは、シミュレーション教育に力を注いでおります。その結果、研修医の大学病院における手技習得は市中病院と同等または早いだけでなく、医療安全に対する認識も高まっております。また、「大学病院で手技は習得できないと言う噂はフェイクだった」との声が多く寄せられております。これからも医学生、研修医、専攻医ほか、多くの方にシミュレーション教育でスキルアップを図って頂きたく、全国有数のシミュレータルームも開放しておりますので積極的に利用して下さい。

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