PICC・CVCハンズオンを開催しました!
5月13日(火)に研修医10名(1年目:3名、2年目7名)を対象にPICC・CVCのハンズオンが開催されました。本ハンズオンは第1内科名部先生、丸田先生にご協力いただき開催しました。
初め、丸田先生にショートレクチャーを行っていただきました。そこでは中心静脈カテーテル、末梢挿入型中心静脈カテーテル、末梢静脈カテーテルのそれぞれ3種類について解説いただきました。それぞれにメリット・デメリットがあり、どの部位を選択していくか検討が必要な点を説明いただくだけでなく、教科書に記載されていない内容、患者さんの恐怖心も考えて検討する点についてもお話しいただきました。
その後、丸田先生にPICCのシミュレータを用いて、カテーテル留置の流れについてデモンストレーションを行っていただきました。その後、名部先生がPICC、丸田先生がCVCをご担当いただき、研修医は5人ずつに分かれてワイヤー挿入までの各手技を経験し、余裕のある研修医はダイレーター後の手技についても確認等行っていました。
今回ご協力いただいた名部先生、丸田先生、本当にありがとうございました。今回ハンズオンを受講した研修医、それぞれ学ぶ点のある有意義な時間を過ごせたようです。以下に参加した研修医の感想を一部記載させていただきます。
・今までCVCの経験がないため参加させていただきました。挿入時に気を付ける点を多く教えていただき、さらに本番で出くわす可能性のあるトラブルまで把握することができました。またエコーの使い方や針先の確認の仕方など、手順に記載されていない内容を教えてもらえた点についても勉強となりました。思っていたよりも難しく、練習が必要だと感じました。今回は本当にありがとうございました。
・両手技とも患者の前での指導を受けたことはありましたが、シミュレータを用いてフィードバックを十分に行っていただいたのは初めてだったため、非常に良い経験となりました。特に都度フィードバックを受けられることで自分の改善点が分かりやすく、短時間で技能の吸収が行えたと思っています。ありがとうございました。
・指導医の先生が丁寧にご指導いただけただけでなく、各手技において不備があった際に適宜指摘くださり学びが多い時間となりました。今回の経験を活かし、臨床の現場において手技を行えるように鍛錬を積んでいきたいです。この度はありがとうございました。
・以前経験したことのある手技でしたが、さらに学ぶ点が多くあり、もっと上手に実施できたなと振り返って思うことができる機会でした。さらに次回は気を付けるポイントをイメージしていたため、実践を通じて学ぶことが出来ました。しっかり復習して臨床の現場で活かせるようにしていきたいです。
《指導いただいた先生のコメント》
・今回参加してくれた研修医は非常に熱心で上達が早く、充実した研修になったのではないでしょうか。今回学んだ点を今後に活かしていただければと思います。これからもよろしくお願いします。