医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage1」を開催しました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage1」を開催しました!

令和8年1月13日(火)、医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage 1」を開催しました。

令和2年度プログラムの研修医より、虐待研修への参加が必須となりました。
今回開催した「BEAMS Stage 1」は、医師臨床研修指導ガイドラインにおいて推奨されている研修で、医療従事者が虐待の早期発見と通告の意義を理解し、適切に対応できるようになることを目的としています。

今年度は、愛媛大学出身の山本英一先生(愛媛県立中央病院 小児医療センター長)を講師としてお迎えし、ご講演いただきました。

当日は研修医だけでなく、院内の看護師、社会福祉士、臨床心理士も参加し、多職種で学び合う機会となりました。講義では、子ども虐待対応の歴史や見分け方(鑑別方法)といった基礎知識から、臨床現場で役立つ実践的な内容まで幅広く取り上げられました。

特に、「虐待かどうかをその場で決めつけるのではなく、虐待の可能性に対してスタッフ間の気づきを尊重し、複数で判断することの大切さ」について詳しく解説いただき、日頃の支援体制を見直す大変有意義な機会となりました。また、トリアージについても分かりやすく紹介され、各段階に応じた事例を交えながらの説明は、実務に直結する内容として高い関心を集めていました。

【参加した研修医の声】
今回の講義を通して、小児虐待は決して特別な状況で起こるものではなく、救急外来や一般診療の中でも遭遇し得る問題であることを改めて実感しました。
虐待を疑った場合に、確定診断にこだわらず「疑い」の段階で上級医や多職種に相談し、組織として対応することが重要である点が特に印象に残りました。今後は、子どもの安全を最優先に考え、小さな違和感も見逃さないよう気をつけたいです。

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