【内子町】内子町こども支援課 発達自立支援センター訪問記録

2021年8月4日、当事業の1つである、県下の支援機関の視察のため、内子町にある内子町こども支援課 発達自立支援センターを伺いました。

内子町発達自立支援センターは子どもの発達に関することを全般的に相談できる機関です。

業務としては

  1. 相談事業
  2. 巡回相談支援事業
  3. 療育教室事業
  4. 発達検査等
  5. 啓発・研修等
  6. その他

とあります。

内子町は発達障害に関する専門医療機関が町内にはないため、相談事業も非常に多忙だと思いますが、4人のスタッフでかなりお忙しくされていました。内子町は出生数が令和2年度で78人であり、決して多くはありませんが、子どもたちをずっと見守り、時にはサポートをするなど、地域に必要なセンターです。

また、内子町は旧内子町、旧五十崎町、旧小田町が合併しているので、けっこう広く、小学校は町内に7か所、中学校は町内に4か所あります。

1の相談事業はいずれの発達支援センターでも中心となる業務でしょうが、幼稚園・保育園や学校等への巡回相談事業も充実しており、昨年度は33回も巡回されたとのことです。

3の療育教室は月1回の実施で、就園前の幼児に対する小集団の「ちょうちょ教室」や、就園後は個別教室「さくらんぼ教室」で子どもたちのトレーニングをされています。

ちょうちょ教室は、就学前ですので、畳で遊べるスペースがあるのはいいですね。

現在はコロナ禍ですので、遊ぶものなどは普段からは出していないようです。

 

次に、就学後の個別教室です。

就学後でしたら、子ども用の机でトレーニングもされています。

もちろん、就学後のサポートもされており、発達検査を受け持つことも多いようです。

学校での困りごとに対しても個別の支援をされています。

不登校の対応として、ふれあいルームという適応指導教室がありますが、そことの連携もかなりしっかりされているようです。

ついでにふれあいルームも見学させていただきました。

こじんまりとした教室で、圧迫感がありません。

 

パソコンも複数台あり、ネット環境も充実しています。

 

遊びも大事ですよね。

野球道具なんかもありました。

 

また、発達支援センターは保護者支援として、ペアトレもしていますし、今年はブレインジムもされるようです。

乳幼児期から学童期まで、幅広い相談を一手に担っています。

医療機関とこのような相談事業所が、うまく連携し、発達障害を持つ当事者やその家族が困らない対応が今後もすすめられるように、微力ながらすすめていければと思っています。