頻脈性不整脈に対するランジオロール投与患者の臨床像の検討
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。当科でも今回示します以下の臨床研究は、通常の診療で得られた過去の検査データや記録を使用することによって行うものです。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんお一人お一人から直接同意を得ることが難しい場合には、研究内容の情報を公開することが必要とされております。
この研究に関して詳しく内容を知りたい方や、カルテを利用する事をご了解頂けない方は、下記の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名
頻脈性不整脈に対するランジオロール投与患者の臨床像の検討
研究機関
愛媛大学医学部附属病院 集中治療部
研究責任者
池宗 啓蔵(集中治療部 講師)
研究の目的
過去に受診された、集中治療室で頻脈性不整脈が発生した患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、治療方法や有効性について評価する研究を行うことといたしました。この研究は頻脈性不整脈発生時における有効な治療方法の検討を目的としたものであり、皆様の今後の診療にも役立つことができると考えています。
研究の方法
(対象となる患者さん)2011年1月から2017年10月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうち、集中治療室で頻脈性不整脈と診断された患者さん。このうちランジオロールの投与を受けた成人。
(利用するカルテ情報)
- ランジオロールを含む不整脈や循環作動薬に関する薬剤使用量
- 血圧、心拍数、心拍出量、心臓超音波検査結果、心電図、血液止血検査結果(貧血の有無、炎症反応所見(白血球数、CRP、プロカルシトニンなど一般的なもの)など。
- 患者性別、体重、身長、年齢、性別、原疾患、併存症、手術名、不整脈に関する他の治療薬剤、人工呼吸管理の有無持続濾過透析の使用の有無など。
個人情報の取り扱い
収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる個人情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
お問い合わせ先
愛媛大学医学部附属病院麻酔・周術期学講座 集中治療部所属 池宗 啓蔵
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5383