「肺切除術後患者におけるデクスメデトミジンの鎮静作用が鎮痛効果に与える影響の検討」
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテを使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテを利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。
研究課題名
「肺切除術後患者におけるデクスメデトミジンの鎮静作用が鎮痛効果に与える影響の検討」
研究機関
愛媛大学医学部附属病院 集中治療部
研究責任者
池宗 啓蔵(集中治療部 講師)
研究の目的
過去に受診された、肺切除後の患者さんで、集中治療室に入室した方の診療録(カルテ)の情報を収集し、治療方法や有効性について評価する研究を行うことといたしました。この研究は肺切除を受けた後の鎮静や鎮痛における有効な治療方法の検討を目的としたものであり、皆様の今後の診療にも役立つことができると考えています。
研究の方法
対象となる患者さん
2010年1月から2018年10月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうち肺切除の手術を受けた後、集中治療室に入室した成人の患者さん。
利用するカルテ情報
- 術後に使用した、持続硬膜外麻酔や持続静脈麻酔薬の投与量、期間。
- 上記に合わせて、デクスメデトミジン(商品名プレセデックス)を使用した患者さんについては、その投与量と期間。
- また、すべての患者さんについて、その他の座薬や注射による鎮痛剤の使用量と回数。
- 集中治療室での手術後の鎮静深度の評価スケール、痛みの評価スケール、血圧、心拍数、血液止血検査結果(貧血の有無、炎症反応所見(白血球数、CRP、など一般的なもの))など。
- 患者性別、体重、身長、年齢、性別、原疾患、併存症、手術名など。
個人情報の取り扱い
収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる個人情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
お問い合わせ先
愛媛大学医学部附属病院麻酔・周術期学講座 集中治療部所属 池宗 啓蔵
〒791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5383