愛媛大学医学部 脳神経外科学

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臨床研究「内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術における3D-MRI画像の有用性 (3D-CT画像との比較検討)」の結果報告について

更新日:2022/09/18

お知らせ

 

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、以前にお知らせ致しましたように、当科にて加療を行った患者さんのカルテ記録や画像情報を使用致しました。この研究に関しては当科にて解析が既に終了しており、「The Neuroradiology Journal」に結果を公表致しております。内容の詳細を知りたい方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

 

【研究課題名】

内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術における3D-MRI画像の有用性

(3D-CT画像との比較検討)

 

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院 脳神経外科

 

【研究責任者】國枝武治(脳神経外科 教授)

 

【研究代表者】井上明宏(愛媛大学医学部附属病院 脳神経外科 講師)

 

【研究の目的】

 これまでに我々の施設では、頭部computed tomography(CT)を用いて 内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術(ETSS)の3D手術シミュレーション画像を作成していました。しかし、本画像の作成には内頚動脈描出のためのヨード造影剤の使用やCT撮像時の放射線被爆の問題点が挙げられます。そこで、本研究はCTよりも低侵襲である頭部magnetic resonance imaging(MRI)から得られた画像データを用いてETSS施行のための3D手術シミュレーション画像を作成し、この画像が安全な腫瘍摘出操作において有用であるかどうかについて比較することを目的とします。

 

【研究の方法】

(対象となる患者さん)2019年1月から2019年12月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうち下垂体腫瘍と診断された患者さん

(利用するカルテ情報)性別、年齢、発症時期、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、治療状況 等

(利用する試料)通常の診療で撮像した頭部CT、MRI画像

 

【研究結果の公表】

Inoue A, Watanabe H, Suehiro S, Nishida N, Shiraishi Y, Furumochi T, Takimoto Y, Ohnishi T, Shigekawa S, Kunieda T (2022) Clinical utility of new bone imaging using zero-echo-time sequence in neurosurgical procedures: Can zero-echo-time be used in clinical practice in neurosurgery?

The Neuroradiology Journal, doi: https://doi.org/10.1177/19714009221114447.

 

【個人情報の取り扱い】

 収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

 

<試料・情報の管理責任者>

  愛媛大学医学部附属病院  脳神経外科  氏名 井上明宏

 

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

 

【お問い合わせ先】

愛媛大学大学院 医学系研究科 脳神経外科学 井上明宏

791-0295 愛媛県東温市志津川

Tel: 089-960-5338

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