愛媛大学医学部 脳神経外科学

治療対象となる疾患

神経膠腫(グリオーマ)

更新日:2014/04/28

脳組織は、神経細胞と神経膠細胞から形成されています。神経膠細胞は、神経細胞が円滑に機能するために重要な役割を担っている細胞です。この細胞が腫瘍化したものが神経膠腫です。
 神経膠腫は全脳腫瘍の中で最も多く、星細胞腫群、乏突起膠腫、上衣腫などに分類されます。神経膠腫の大部分は成人の大脳半球に発生し、一般的に4段階の悪性度で判定します。
 神経膠腫の治療は、手術、放射線照射、化学療法および免疫療法を組み合わせることで行っています。手術では最大限の摘出をすることが重要です。愛媛大学脳神経外科では、ナビゲーション・システムや腫瘍を蛍光標識することで安全かつ十分な腫瘍摘出を可能にしています。しかし、神経膠腫は正常脳組織へ浸潤性に増殖していくため、手術だけで完治することは困難な場合が多く、他の治療を行う必要があります。当科では、高気圧酸素療法併用放射線照射や新たな抗腫瘍剤の導入で、治療効果の向上を目指しています。

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