愛媛大学医学部 脳神経外科学

治療対象となる疾患

髄膜腫

更新日:2014/05/01

 髄膜腫は、全脳腫瘍中約26%を占める頻度の高い脳腫瘍です。髄膜腫は、くも膜という脳を覆う膜の細胞から発生する腫瘍ですが、その多くは良性です。
 腫瘍が徐々に増大し、脳を圧迫するため、出現する症状としては、頭痛や発生する部位により手足の運動麻痺や感覚障害、けいれん、視力・視野障害、精神症状、嗅覚障害など様々な症状をきたします。放置した場合には、脳の圧迫が強くなり、生命に危険をもたらす場合もあります。
 治療の第一選択としては、開頭手術による全摘出です。全摘出ができれば完治が期待できる病気ですが、発生部位によっては全摘出が困難なこともあります。その場合、再手術や放射線治療(全脳照射・ガンマナイフ)などの追加治療が必要になることがあります。
 愛媛大学脳神経外科では、ナビゲーション・システムなど最新の手術支援装置を駆使し、安全・確実な腫瘍摘出を行っています。さらに、脳深部の頭蓋底の髄膜腫では、さまざまな脳神経のモニタリングを行い、脳神経の機能温存につとめています。

 neuroimage201409

  • 医局窓口 TEL.089-960-5338 FAX.089-960-5340
  • 脳神経外科外来総合窓口 TEL.089-964-5111
医局窓口

TEL.089-960-5338

FAX.089-960-5340

脳神経外科外来総合窓口

TEL.089-964-5111

Copyright © Department of Neurosurgery Ehime University Graduate School of Medicine All right reserved.