愛媛大学大学院医学系研究科  整形外科学

ご挨拶


整形外科学教授 髙尾正樹

202241日付で愛媛大学整形外科教授を拝命いたしました。愛大整形外科は197641日に開講し、私が第5代教授になります。この46年の間に日本や世界の情勢は劇的に変化しました。医学、医療も例外ではなく、IoT, AIなどの第四次産業革命、ロボット手術、再生医療、分子標的治療など新しい医療技術の発達は目まぐるしいものがあります。その一方で超高齢社会、人口減少、医療従事者の働き方改革など対応するべき課題は山積みです。201912月にはじまったCOVID-19の世界的蔓延は、我々の働き方を大きくかえました。地域の物理的分断をうみましたが、webの発達によりコミュニケーションの障壁となる距離は縮小し、情報交換が容易となりました。新しい技術を積極的にとりいれ、多職種、多施設の連携を強化し、愛大から独自の地域に根差した整形外科医療を世界に発信していきたいと思います。そのためにも人材育成は最も重要度の高いミッションと考えています。活力のある人材をオール愛大で育成できる仕組みを構築し、チーム愛大を同門の先生方と共に作りあげてきたいと思っています。