一般向け

3月 14日 2023年

1月 16日 2023年

8月 17日 2022年

7月 13日 2022年
消化器癌手術における術後感染症が癌予後に与える影響の多施設共同調査

 

2013年4月1日から2015年3月31日までに消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、胆道癌、膵臓癌)のために根治手術を受けた患者さん

 

研究協力のお願い

当科では「消化器癌手術における術後感染症が癌予後に与える影響の多施設共同調査」という研究を倫理委員会の承認並びに施設長の許可のもと、倫理指針及び法令を遵守して行います。この研究は、他の研究機関との共同研究として、2013年4月1日より2015年3月31日までに愛媛大学医学部附属病院消化器外科にて、消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、胆道癌、膵臓癌)のために根治手術を受けられた患者さんの術後感染症と予後を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。本調査で用いた情報は、共同研究機関へ提供させていただきます。直接のご同意はいただかずに、医局および臨床研究支援センターのホームページによる掲載をもって実施いたします。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。

 

(1)研究の概要について

研究課題名:消化器癌手術における術後感染症が癌予後に与える影響の多施設共同調査

研究期間:研究実施許可日~2021年11月30日

当院における研究責任者:愛媛大学医学部附属病院 消化器外科 菊池 聡

 

(2)研究の意義、目的について

消化器癌術後感染症の発症が癌再発と予後に与える影響,術後感染症の種類や重症度の予後への影響を明らかにすること,予後を悪化させる因子の同定を本研究の目的といたします。本研究により術後感染症の発症が予後を悪化させること,予後悪化に関係する因子が同定されれば,手術手技,周術期管理の改善から将来的に消化器癌の治療成績の向上につながる可能性があります。

 

(3)研究の方法について(研究に用いる試料・情報の種類および外部機関への提供について)

2013年4月1日より2015年3月31日までに愛媛大学医学部附属病院消化器外科にて消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、胆道癌、膵臓癌)のために根治手術を受けられた患者さんについて、以下の試料・情報を収集、使用いたします。

試料:なし。

情報:年齢,性別,BMI,腫瘍マーカー,手術内容,抗癌剤,放射線治療,術後感染症発症の有無,感染症の起炎菌,癌再発の有無等

これらの試料・情報は、研究代表機関である日本外科感染症学会 臨床研究支援委員会事務局へ提供されます。これらの医療情報は、対応表を用いて匿名化されセキュリティ管理された愛媛大学医学部附属病院消化器外科医局内のパソコンに保管します。情報の入ったデータファイルには研究責任者のみが知るパスワードを設定し、個人が特定されないデータファイルを電子メール上に添付する形で提供されます。各研究機関から収集された情報を用いて、研究グループが統計解析し、術後感染症と予後についての検討を行います。

 

(4)共同研究機関(試料・情報を利用する者の範囲および試料・情報の管理について責任を有する者)

研究代表機関:日本外科感染症学会 臨床研究支援委員会

研究全体の責任者:日本医科大学多摩永山病院 感染制御部 准教授 丸山 弘

その他の共同研究機関:日本医科大学千葉北総病院外科,日本医科大学武蔵小杉病院外科,広島大学病院外科,大阪市立十三病院外科,長浜赤十字病院外科,防衛医科大学感染制御室,マツダ病院外科,東邦大学大橋病院外科,順天堂大学外科

 

(5)個人情報保護について

研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用いたしません。また、研究発表時にも個人情報は使用いたしません。その他、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。

 

(6)研究成果の公表について

この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表いたします。

 

(7)当院における問い合わせ等の連絡先

〈資料・情報の管理責任者〉

愛媛大学医学部附属病院 消化器外科 講師 菊池 聡

〒791-0204 愛媛県東温市志津川 愛媛大学医学部附属病院 消化器腫瘍外科

電話番号:089-964-5975(消化器外科医局)

 

5月 26日 2022年

お知らせ

 

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、消化管・腫瘍外科学講座で手術をされた早期大腸癌の方の手術検体を用いさらなる層別化を解析します。

この研究の内容を詳しく知りたい方や、病理検体を利用することをご了解いただけない方、ご家族は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

 

【研究課題名】当科にて手術を施行したT1大腸癌患者の検討

 

【研究機関】愛媛大学医学部 消化管・腫瘍外科学講座

 

【研究責任者】石丸啓(消化管腫瘍外科 講師)

 

【研究の目的】

大腸癌治療ガイドライン2022年版では、大腸癌の内視鏡治療根治判定基準として、乳頭腺癌・管状腺癌・髄様癌の組織型であること、浸潤度が1000μm以下であること、脈管侵襲陰性であること、そして族出BD1の条件を満たす症例であること、とされています。これらの因子が一つでも陽性であれば追加腸切除を考慮するとされているが、その中にはリンパ節転移を認めない症例が多数存在します。

今回の目的は、pT1大腸癌をさらに層別化し、不必要な手術を避け、症例に応じた適切な治療が選択できるようにすることである。

 

【研究の方法】

(対象となる患者さん)2012年1月から2023年12月までに当科にて手術を施行しpT1と診断された症例を対象とします。

手術にて摘出されホルマリン固定された標本の病理学的検討(組織型、腫瘍径、深達度、脈管侵襲など)を解析します。大腸癌取り扱い規約に基づき診断された病理診断結果を用い、リンパ節転移があった症例とそうでない症例、あるいは再発した症例での特徴を解析します。

 

【個人情報の取り扱い】

情報については、研究では匿名化を行い、個人を特定できないようにします。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

 

<試料・情報の管理責任者>  愛媛大学医学部消化管腫瘍外科 石丸啓

 

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

 

【お問い合わせ先】

愛媛大学医学部附属病院 消化管腫瘍外科 石丸啓

791-0295 愛媛県東温市志津川

Tel: 089-960-5975