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2009/7/4 医局症例検討会

今回も多数のご参加、活発なご討論をありがとうございました!

今回の記録 (PDFファイル
Thanks to:
コンピュータ部隊:井上祐馬先生、小田尚吾先生
記録、スイーツ部隊:武智恵先生、中島直美先生
●日赤1(清水先生) 2F 眼窩のLCH

●日赤2 (清水先生) 59M 虫垂憩室炎

●日赤3 (吉岡先生) 鰓裂嚢胞 Bronchial Cleft Cyst

●日赤4 (吉岡先生) Tolosa-Hunt 症候群

●日赤5 (吉岡先生) 子宮AVM

●日赤6 (吉岡先生) 肝サルコイドーシス
●県立今治1 (徳永先生) 74F ブレンナー腫瘍の粘液嚢胞腺腫合併

●県立今治2 (徳永先生) 自己免疫性膵炎、腎臓病変あり

●県中1(川口先生) Fibrolamellar HCC

●がんセ1 (城戸倫之先生) 前縦隔胸腺腫と肺舌区病変(無気肺様)の生検→舌区AVF
外陰癌の術前病期診断のPETで前縦隔腫瘍、中葉や舌区に浸潤影を指摘、いずれも強いFDG集積あり(後でよくみると、舌区の集積は少し弱く辺縁優位で不 均一)。縦隔と左肺のCT下生検を行い、前者からthymoma疑い、後者は炎症細胞を伴う結合織。生検後に血胸をきたしたが、これは保存的に消退した。 その後、低酸素血症があるのがなぜかとカンファで問題提起あり。肺野はきれいなので、右左シャントがあるのでは?ということで、肺血流シンチを行い、腎描 出あり、右左シャントと確定。造影CTしてみると、左肺の病変部は大きなAVFだった症例。
●市民1 (赤宗先生) MPO-ANCA関連肺疾患
VATSで診断。像は多彩、非典型的?

●市民2 (赤宗先生) 26M 白血病 chemoでほぼCRだったが頭部MRIで前頭葉、基底核にT2WI、DWI でhigh intensity areaが出現。Chemo(グリベック(メシル酸イマチニブ)など。MTXや5FUは未使用)中止で改善した。薬剤性脳障害((P)RES)の所見だった?

●がんセ2 (城戸倫之先生) 肺カルチノイド(右上葉の粘液栓で見つかった症例。前立腺癌のある方で、大学のBF生検では腺癌で、前立腺癌からの転移の可能性を疑われていた症例。当院にPET紹介。PETでは集積は淡い。末梢に粘液栓あり。
●愛大1 (中島先生) がんセ2症例の胸部造影CT.腫瘍部分が造影されている。辺縁部の点状石灰化がよく見える
●がんセ3 (城戸倫之先生) 肺カルチノイド(子宮頚癌のCRT後のフォ ローで左上葉に斑状影あり、その中枢側に結節がみられた。BFではBxできず、VATSでカルチノイドと診断。PETは末梢の斑状影には集積がみられ、中 枢側の結節には淡い集積でした。末梢の炎症にFDG集積が強く、カルチノイドには集積が乏しいと言う、教育的症例。
●がんセ4(菅原先生) 50歳代F 成熟嚢胞性奇形腫の悪性転化(扁平上皮癌)
成熟嚢胞性奇形腫の典型例。1cm大くらいの壁在結節部にFDGの集積がみられ、術前に悪性を疑った症例。術後6ヶ月後のフォローのMRIで腹壁に implantation noduleがみられ、今後手術も検討される。先の地方会でも発表がありましたが、良性の成熟嚢胞性奇形腫でも神経組織が含まれると同部にFDG集積がみ られるようです。また、腫瘍内容に神経膠組織が含まれると腹膜に着床し、glial implantを形成する(peritoneal gliomatosis)ことがある。
●愛大2(小田先生) 50歳代F 神経Sweet病

●がんセ5(菅原先生) 上顎洞の乳頭腫
上顎洞の乳頭腫の症例で、FDGが非常に強く集積した症例。肺癌の術前PETで左上顎洞に強いFDG集積がみられ、悪性リンパ腫も考えられていた。MRI は乳頭腫をまず疑う像。頭頚科での生検で、乳頭腫の診断で、フォローされている。乳頭腫も非常に強いFDG集積を示す症例が最近報告されていますが、生検 で乳頭腫でも手術したら扁平上皮癌の合併というケースもあるよう(特にFDG集積が強い症例では)。肺癌は手術され、上顎洞の病変は現在フォロー中です。 特に増大傾向はなく、骨破壊(-)。
●がんセ6(菅原先生) 膵solitary fibrous tumor
2009/1/31の医局カンファで出した膵SFTの症例で、今回は病理-画像の対比について解説。
●愛大3(兵頭) 30歳代F 小網リンパ管腫