愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

お知らせ

第24回地域病院見学バスツアーを実施しました。【令和6年11月11日(月)】

 令和6年11月11日(月)に医学部附属病院地域医療支援センター主催で第24回地域病院見学バスツアー(東予)が実施されました

 地域医療支援センターでは、将来、地域医療を担う医師を志す医学生に地域における各病院の取り組みや役割を学ぶ機会を設けています。訪問先病院で院内見学や実習を通して、早い段階から地域医療を実感できる有意義なプログラムを提供しています。
 今回は新居浜・西条の3病院を、医学科1~4年生計10名参加で訪問しました。往路の車中では田口助教から、地域の魅力やこれから訪問する市町の医療圏や病院について説明を受けました。

 愛媛県立新居浜病院では、堀内院長から病院の概要や新居浜市について説明がありました。県立新居浜病院は外来や検査機能を1階に集約するなど、フロアーごとに機能を分けて設計していることや大きな地震でも震度7までは建物が揺れない免振構造であることなどを伺い、病院内を見学しました。屋上ヘリポートは主に搬送用で県立中央病院まで15分で搬送可能であり、地上ヘリポートは搬送されてきた患者をかかりつけの他院へも救急搬送できるように利用していると説明を受けました。産婦人科では年間300例もの分娩を扱っており、かなりの割合で帝王切開手術を行っていて重要な役割を果たしていると伺いました。その後、医学生10名は3班に分かれ、エコー検査・内視鏡検査・骨折の創外固定の体験実習を行いました。初めての体験に四苦八苦しながらも、熱心な指導を受け真剣に実習に取り組みました。

 

 済生会西条病院では、臨床研修プログラム責任者である鳥巣内科部長から、昨年度より基幹型臨床研修病院となったプログラムについて説明を受けました。続いて、西条市健康医療推進課の續木主査から西条市の魅力と医療提供体制についての説明を受け、小児科の二次救急は西条市だけではなく新居浜市・四国中央市との広域輪番制を導入していることや医師確保のための施策についても紹介があり、小橋臨床研修センター長に院内を隈なく案内していただきました。体験実習では気管挿管とBLSアルゴリズム実習を行い、丁寧な指導のもと真剣に取り組む学生の姿が印象的でした。

    

済生会西条病院  BLSアルゴリズム実習

 

    

済生会西条病院  気管挿管実習

 

 最後の訪問となった西条中央病院では、小野副院長の案内で、将来的にロボット手術に対応できるような広さに設計されている手術室などを見学しました。風谷院長からは「自分を超える医師を育てる」という若手育成にかける熱い思いが伝えられました。

 

 東予方面の地域医療を支える3つの病院を訪問し、それぞれの病院の特徴や役割を知り地域医療に触れる貴重な機会となりました。
 見学を終えて参加者からは「先生方や職員さんと話ができ、各病院の雰囲気を知れて大変良かった」「先生方が研修医の教育にも熱心であることを知り、自分もそのような環境で働けるよう頑張ろうと思った」「初めて手術室の中まで入らせてもらえた」「気管挿管や骨折の創外固定は今までやったことがなかったので体験できて良かった」などの意見があり、非常に好評でした。

 当センターでは、今後も県内各地の地域病院見学の企画・実施に努め、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいりたいと思います。

掲載日:2024年12月02日

第13回地域医療再生セミナーを開催しました。【令和6年10月31日(木)】

 令和6年10月31日(木)、愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターでは第13回地域医療再生セミナーをオンライン開催し、学内教職員のほか、愛媛県及び県内各市町の行政機関、各関連病院等から約50人の参加がありました。

 地域医療支援センターでは、地域医療に従事する医師を確保し、その定着を図ることにより,医師の地域偏在を解消するための事業を実施しています。その一環として,県内各地域の医療体制の現状と展望、地域医療における機能分担や医療連携等について、関係者の理解を深めることを目的とした「地域医療再生セミナー」を毎年開催しています。今回のセミナーでは、地域医療関係各講座等の取組を紹介したほか、演者をパネリストとして「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。

 始めに、杉山隆病院長から開会挨拶の後、高田清式地域医療支援センター長が「地域医療支援センター活動報告」と題し、講演を行いました。

  続いて、7寄附講座から8名の教授による取組紹介の講演が行われました。演題は以下の通りです。

 ・「地域医療学講座の活動報告」              川本龍一 地域医療学講座教授
 ・「地域医療再生学講座 令和6年度活動報告」        間島直彦 地域医療再生学講座教授
 ・「愛媛大学地域救急医療学講座の歩みとこれから」     井上勝次 地域救急医療学講座教授
 ・「地域小児・周産期学講座 10年目の歩み ~子どもたちといっしょに私たちにできること~」  
                               檜垣高史 地域小児・周産期学講座教授
 ・「シミュレーション教育で守る愛媛の周産期医療」      松原圭一 地域小児・周産期学講座教授
 ・「救急航空医療学講座活動報告」              竹葉淳 救急航空医療学講座教授
 ・「地域生活習慣病・内分泌学講座15年間の総括」      松浦文三 地域生活習慣病・内分泌学講座教授
 ・「地域低侵襲消化器医療学講座 令和6年度までの活動報告」  石丸啓 地域低侵襲消化器医療学講座教授

 その後、羽藤直人医学系研究科長及び高田清式地域医療支援センター長を座長として、「地域医療の充実・発展を目指して」と題した討論会を行いました。

 高田センター長から「各寄附講座を今後も維持し発展させるために、どのような課題がありどのような取り組みが必要か」という地域医療の現状と将来についての問いかけに対し、パネリストからは下記のような意見がありました。

 *「開業医が減っており、寄附講座の役割も大きくなってきている」
 *「ドクターヘリに一緒に乗って学んでくれる若手医師を育成する必要がある。そのため、ドクターヘリ見学会は
   高校生や看護学生も参加できるように間口を広げている」
 *「地域住民の健康を守るための市民講座を最低でも年に1回は実施しており、今後も継続していく」
 *「まずは地域の住民に認めてもらえるような様々な取り組みを行う。その上で市町と連携し、病院の機能統合と
   いう前向きな言葉で医療体制の再構築を考えていく」
 *「救急の医師は不足しており、また専門外の患者も多い。各講座の横の連携を強化し発展させていく必要があ
   る」

 これらの意見を受け、羽藤直人医学系研究科長より「地域枠の導入で医師の数は増えているが、偏在化は解決しておらず、地方の医師不足は大きな課題。現在20名いる地域枠のうち恒久定員は5名で、現状が約束されているのは令和8年度まで。10年先を見越して今後の愛媛の医療体制を考えていかねばならない」と閉会の挨拶をいただきました。
 本セミナーを通して、参加者全員が地域医療の現状と将来について共に考え、諸課題の解決に向けて連携して対応するための良い機会を持つことができました。
 

 本センターでは、これからも地域医療再生セミナー等を通じて情報を発信し、関係機関とのネットワークを強化し、地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。

掲載日:2024年11月18日

愛媛県医学生サマーセミナー【令和6年8月17日(土)】を開催しました!

令和6年8月17日(土)に愛媛県医学生サマーセミナーを開催しました。

 毎年、愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に、県内の地域医療への理解を深めていただくため、愛媛県医学生サマーセミナーを開催しています。今年度は、5年ぶりの対面開催で、県内外の大学から31名の医学生が参加しました。

 セミナーでは、まず愛媛大学医学部地域医療学講座 川本 龍一教授からの開会挨拶がありました。次に、愛媛大学医学部地域医療学講座 二宮 大輔先生の司会で、愛媛大学医学部附属病院 森 愛絵先生、愛媛県立中央病院 青木 良平先生から日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告がありました。

 その後、愛媛大学医学部附属病院 総合診療科 菊池 明日香先生の進行で「医療レベルごとの患者支援方法を学ぼう!」をテーマとしたワークショップを行いました。ワークショップは6班に分かれ実施されました。愛媛大学、県内病院の先生方がファシリテーターとして加わり、テーマに沿ったグループワークが行われました。参加した医学生は活発に意見を出し合い、最終的に発表できるようにまとめていました。

 ワークショップ後は、愛媛県内の新居浜市、松野町の職員の方々から各市町の特色や地域医療の現状の説明がありました。また、愛媛県立新居浜病院 堀内 淳院長から、病院の現状やワークショップで登場した脳梗塞の患者を自病院でどのように対応するかなどの説明がありました。

 最後に、愛媛大学医学部附属病院の高田 清式 地域医療支援センター長から「専門医を取得することはもちろんだが、それを通じていろんな診療科を分かるようになってほしい。地域サテライトセンターも活用しながら、約40年間これから医師として活躍していくための基礎をしっかり身につけてもらいたい。」との激励のコメントがありました。

      ワークショップの様子

 

        医学生の発表

 

       地域医療の現状発表
    愛媛県立新居浜病院 堀内院長

 

      地域医療の現状発表
          松野町

 
       
       

 

掲載日:2024年09月05日

地域枠学生と愛媛県知事との懇談会【令和6年6月6日(木)】を開催しました!

 令和6年6月6日(木)、今年度入学した医学部医学科地域枠の1年生20名が愛媛県庁を訪問し、中村時広愛媛県知事と懇談しました。

 懇談会では、羽藤直人医学部長から、今年も愛媛県地域枠医師確保奨学金によって20名の地域枠学生(第16期生)を迎えることができたことへの謝辞、医学部は昨年50周年の大きな節目を迎え、創立以来の使命として今後とも愛媛県の地域医療を支えていくこと、本制度を利用した第1期生がこの春から第一線で活躍している旨の挨拶がありました。

 続いて、竹中克斗医学部医学科長から学生の紹介があり、学生代表として鈴木琉生(すずきりゅい)さんから、県知事をはじめ関係の方々への謝辞が述べられ、愛媛県下の医療格差の是正と地域医療の発展に貢献したいとの決意が表明されました。

 中村知事からは、本制度が始まった経緯・人口減少問題における地域医療体制の重要さ・県立病院の今後の改修計画などが述べられ、良い地域を作っていくためにも勉強と経験を積み重ね、未来の愛媛を担って欲しい旨の激励のお言葉がありました。

 知事との懇談では、学生時代に経験してほしいことや、お勧めのサイクリングコースの話なども交え、和やかな雰囲気の中で懇談を終えました。

知事からの激励

学生代表による決意表明

   

懇談会の様子

集合写真

   
 

掲載日:2024年06月12日

「愛媛県キャリア形成プログラム」改定しました。【令和6年5月17日】

本キャリア形成プログラムは、医療法第30条の23第2項第1号及び第30条の25第1項第5号に基づき策定するものである。
本キャリア形成プログラムは、地域医療へ貢献する意思を有する医学生に対して地域医療に対する意識の涵養を図り、学生の期間を通じて、地域医療に貢献するキャリアを描けるように支援することを目的としている
※尚、医学生を対象とした計画を「キャリア形成卒前支援プラン」といい、当プランにおいて策定した地域医療に関する実習や講義などを「卒前支援プロジェクト」という。
本キャリア形成プログラムは、本県内の地域枠医師等が将来、医師として県内で地域医療に従事するに当たり、卒後年数に応じたキャリア形成を図り、地域医療貢献期間満了後も本県の地域医療を支える担い手として定着し活躍できるよう、関係機関の協力のもと、育成を図ることを目的としている。

愛媛県キャリア形成プログラム

 

掲載日:2024年05月27日

第23回地域病院見学バスツアーを実施しました。【2024年5月17日(金)】

 令和6年5月17日(金)、医学部附属病院地域医療支援センター主催で『第23回地域病院見学バスツアー(南予)』を実施しました

 地域医療支援センターでは、将来、地域医療を担う医師を志す医学生に、地域医療の実情に触れることで地域における各病院の取り組みや役割を学ぶ機会を設けています。医学生を引率して地域病院を訪問し、地域で活躍する先生の講和や院内見学・実習を通して早い段階から地域医療を実感できる、学生にとっては非常に有意義なプログラムを提供しています。
 今回の病院見学では、「八幡浜・大洲」医療圏の2病院を訪問し、医学科1~4年生計9人が参加しました。
 往路の車中では田口助教から、西予市や八幡浜市など地域の魅力や、これから訪問する病院がどのような役割を担っているかについて説明がありました。

 最初に訪問した西予市立西予市民病院では、菊池病院長から病院概要について説明があり、人口減少・少子高齢化が進む南予において、市立野村病院を含めた医療体制の再構築の話や、南海トラフを念頭に災害時には1階のスペースを有効活用できるように主出入口付近にリハビリテーションルームを設置してあることなどの《備え》について教えていただきました。院内見学後、看護部長同席のもと「看護師の不足」「病院に来ることのできない高齢患者への訪問診療」など、地域の課題に関して学生とディスカッションを行いました。参加学生は地域医療を守る病院の実情を知り、課題を認識できたようです。

 続いて訪問した市立八幡浜総合病院では、大藏院長から八幡浜市と八幡浜総合病院の概要説明を受けました。患者の多くが高齢者であること、勤務している医師も高齢化しているため若い医師が入って来ないと医師が足りなくなることなど現状の説明の他、伊方原発に近い八幡浜総合病院の役割など興味深いお話が聞けました。その後、放射能被曝患者の対処設備やヘリポートを見学し、ヘリであれば松山市まで15分で搬送できることなどの説明を受け、加えて、医師用住宅を建設中であることなど、福利・厚生に関することも伺いました。

 短時間ではありましたが、八幡浜・西予地域で地域医療を支える2つの病院を訪問し、それぞれの病院の医療事情や特徴を知り有意義な病院見学ができました。

 参加学生からは「実際に病院を見学できて先生の人柄や病院の雰囲気を知ることができた。それぞれの病院の特色を知れて、他の病院も見てみたくなった」「2箇所の病院を回ったことで、同じ南予でも地域性の違いやその土地に合わせた施設作りをされていることなどが感じられた」などの意見があり非常に好評でした。
 また、更に「島嶼部の診療所も行ってみたい」「実際に地域枠で活躍されている医師の方とお話しできる機会があればいいなと思う」「実際の診察現場や手術も見てみたい」などの要望もありました。

 本センターでは、今後も県内各地の病院見学の実施に努め、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいりたいと思います。

 

掲載日:2024年05月24日

第22回地域病院見学バスツアーを実施しました。【2023年11月10日(金)】

 令和5年11月10日(金) 医学部附属病院地域医療支援センター主催『第22回地域病院見学バスツアー』を実施しました。

 地域医療支援センターでは、将来 地域医療を担う医師を志す医学生に、地域医療の実情に触れることで地域における各病院の取り組みや役割を学ぶ機会を設けています。医学生を引率して地域病院を訪問し、地域で活躍する先生の講和や院内見学・実習を通して、早い段階から地域医療を実感できる、学生にとっては非常に有意義なプログラムを提供しています。

 今回は、宇摩医療圏域の2病院を訪問し、医学科2~4年生計6人が参加しました。
往路の車中では、田口助教から四国中央市や宇摩医療圏について、これから訪問する病院がどのような役割を担っている病院なのか説明がありました。

 最初に訪問した社会医療法人石川記念会HITO病院では、病院概要の説明を受けた後、五十野臨床研修センター長から「地域を笑顔にする」ために、ただ病気の治療をするだけではなく、患者の要望をどうすれば叶えてあげられるかの取り組みを具体的に行った例を挙げながら教えていただきました。また、HITO病院では全職員がiPhoneを使用し、どこからでも診療情報へのアクセスを可能にし、グループチャットで1対多のリアルタイムの情報共有を行うことで、業務効率化を追求していることなどを紹介していただきました。参加学生は臨床研修病院として同病院に興味を持った人も多かったようです。

 

 続いて訪問した公立学校共済組合四国中央病院では、北川院長から病院の概要説明を受けた後、田代先生から四国中央病院は南海トラフ発生時にも「倒壊しない・津波の被害も受けない」《災害拠点病院》であり、災害に備え防災訓練を実施している病院であることが紹介されました。また、地行先生からは地域枠医師としてのご自身の経歴などのお話の後に新生児病棟を案内していただき,新生児と触れ合う機会を作っていただきました。

 

 四国中央病院では、香川先生に内視鏡シュミレータの操作方法を指導していただき、実際に操作体験をさせていただきました。参加学生は、両手を使う操作に四苦八苦しながらも真剣にチャレンジしていました。

 短時間ではありましたが宇摩地域で地域を支える2つの病院を訪問し、それぞれの病院の医療事情や特徴を知り、大変興味深い様子で院内施設の見学をしていました。

 

   見学終了後、帰路の車中では「臨床研修病院を選ぶ際のマッチングのシステムについて」また「地域枠の臨床研修病院に関して」の質問などがあり、終日通して充実した病院見学となりました。

 参加学生からは「病院独自の先進的な取り組みを知ることができた」「学んだ知識が臨床でどのように活かせられるかを実感できた」「内視鏡のシュミレータを経験出来て良かった」「新生児と触れ合えて命を守ることについてあらためて感じることができた」などの意見があり、非常に好評でした。

 当センターでは、今後も県内各地の病院見学の実施に努め、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいりたいと思います。

 

掲載日:2023年11月14日

地域枠学生と愛媛県知事との懇談会【令和5年9月25日(月)】を開催しました!

令和5年9月25日(月),今年度入学した医学部医学科地域枠の1年生19名が,愛媛県庁を訪問し,中村時広愛媛県知事と懇談しました。

 懇談会では、羽藤直人医学部長から、医学部の理念や教育目標、今年も愛媛県地域枠医師確保奨学金によって20名の地域枠学生(第15期生)を迎えることができたことへの謝辞、今後、学生は地域医療貢献のために活躍が期待される旨の挨拶がありました。

 続いて、竹中克斗医学部医学科長から、学生の紹介があり、学生代表として、片山優(かたやまゆう)さんから、自分が医師を目指した理由や、今後県民や地域の皆さんに 医師として地域医療に貢献できるよう努力を重ねていく旨の決意が表明されました。

 その後中村知事から、医師国家試験の合格、地域医療を支えて欲しい旨の激励のお言葉と、新型コロナウイルス感染症への対応では、医学部附属病院にご尽力いただいたことへの感謝のお言葉がありました。

 最後に、学生との懇談では中村知事の趣味であるサイクリングの話なども交え、和やかな雰囲気の中で懇談を終えました。

学生の紹介

知事からの激励

   

懇談会の様子

集合写真

   

      

 

掲載日:2023年10月18日

愛媛県医学生サマーセミナー/愛媛県主催【令和5年8月19日(土)】を開催しました!

令和5年8月19日(土)に愛媛県医学生サマーセミナーを開催しました。

 毎年、愛媛の地域医療に興味・関心を持つ県内外の医学生を対象に県内の地域医療への理解を深めていただくため愛媛県医学生サマーセミナーを愛媛県が開催しています。昨年度と同様、今年度も新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、Cisco Webexを利用したオンライン開催で、県内外の大学から34名の医学生が参加しました。

 セミナーでは、まず、愛媛大学医学部地域医療学講座助教 二宮 大輔先生の司会で、愛媛大学医学部附属病院 井村 優先生、西予市民病院 畠山 翔先生から地域医療現場での日々の研修内容や自身の学生時代の振り返り等について報告がありました。

 その後、愛媛大学医学部附属病院 総合診療科助教 菊池 明日香先生の進行で「愛媛県の地域医療の魅力を知ろう!」をテーマとしたワークショップを行いました。ワークショップは6班に分かれ実施されました。愛媛大学、県内病院の先生方がファシリテーターとして加わり、テーマに沿ったグループワークが行われました。参加した医学生は活発に意見を出し合い、最終的に発表できるようにまとめていました。

 ワークショップ後は、愛媛県内の四国中央市、愛南町の職員の方々から各市町の特色や地域医療の現状の説明、また、四国中央病院 北川 哲也院長、県立南宇和病院 三瀬 順一先生から各病院の現状・課題等について若手医師の活躍・現況を紹介しながら説明がありました。

 最後に、愛媛大学医学部附属病院の高田 清式 地域医療支援センター長から「専門医を取得することだけにとどまってほしくない。取得することを通じて患者さん全体を見ることができるようになり、ひいては医療全体を見ることができるようになってほしい。」との激励のコメントがありました。

                  ワークショップ時の様子

掲載日:2023年09月15日

「愛媛県キャリア形成プログラム」改定しました。【令和5年3月】

本キャリア形成プログラムは、医療法第30条の23第2項第1号及び第30条の25第1項第5号に基づき策定するものである。
本キャリア形成プログラムは、地域医療へ貢献する意思を有する医学生に対して地域医療に対する意識の涵養を図り、学生の期間を通じて、地域医療に貢献するキャリアを描けるように支援することを目的としている
※尚、医学生を対象とした計画を「キャリア形成卒前支援プラン」といい、当プランにおいて策定した地域医療に関する実習や講義などを「卒前支援プロジェクト」という。
本キャリア形成プログラムは、本県内の地域枠医師等が将来、医師として県内で地域医療に従事するに当たり、卒後年数に応じたキャリア形成を図り、地域医療貢献期間満了後も本県の地域医療を支える担い手として定着し活躍できるよう、関係機関の協力のもと、育成を図ることを目的としている。

愛媛県キャリア形成プログラム

掲載日:2023年04月03日

「愛媛県キャリア形成プログラム」改定しました。【令和4年9月】

本キャリア形成プログラムは、医療法第30条の23第2項第1号及び第30条の25第1項第5号に基づき策定するものである。
本キャリア形成プログラムは、地域医療へ貢献する意思を有する医学生に対して地域医療に対する意識の涵養を図り、学生の期間を通じて、地域医療に貢献するキャリアを描けるように支援することを目的としている
※尚、医学生を対象とした計画を「キャリア形成卒前支援プラン」といい、当プランにおいて策定した地域医療に関する実習や講義などを「卒前支援プロジェクト」という。
本キャリア形成プログラムは、本県内の地域枠医師等が将来、医師として県内で地域医療に従事するに当たり、卒後年数に応じたキャリア形成を図り、地域医療貢献期間満了後も本県の地域医療を支える担い手として定着し活躍できるよう、関係機関の協力のもと、育成を図ることを目的としている。

愛媛県キャリア形成プログラム

掲載日:2022年09月30日

第21回地域病院オンライン見学を実施しました。【2022年5月20日(金)】

令和4年5月20日に医学部附属病院地域医療支援センター主催で,第21回地域病院オンライン見学ワークショップ(バスツアー代替イベント)を実施いたしました。

 地域医療支援センターでは,医学生を引率して地域病院を訪問しております。見学や意見交換を行うことで将来地域医療を担う医師を目指す医学生に,早い段階から地域医療の実情に触れてもらうことが目的です。
 今回は新型コロナウイルスの感染状況が終息せず直接病院を訪問することが困難であるため,オンラインで野村病院と結び,医学科1~3年生16人が参加しました。
 
 野村病院の案内動画(10分程度),訪問診療の動画(15分程度)を見てもらい,地域医療学講座西予市サテライトセンター(西予市立野村病院)川本先生から,「病院案内」及び「訪問診療にて患者を診察する様子」をご紹介いただきました。また,地域医療学講座西予市サテライトセンター(西予市立野村病院)菊池先生からは「多職種連携医療のワークショップを行っていただきました。現地実習ではなかったものの,実際の医療現場の話に医学生は真剣に聞き入っていました。

 最初に,西予市立野村病院の紹介動画を上映,川本先生から野村町のロケーションや人口,住民の年齢層などの説明に加え,病院の概要や役割,取組内容についての説明がありました。その後,実際に川本先生ご自身の訪問診療の様子を撮影した動画を上映,道中や診察の様子,患者やご家族の様子などを詳細に説明していただきました。

 続いて,菊池先生から多職種連携による患者のサポートについてロールプレイを交えての講義を行っていただきました。学生に役柄とシナリオを与え,家族役を演じてもらっての「家族会議」や医療に関わるさまざまな職種を演じてもらっての「多職種連携カンファレンス」を体験してもらいました。各グループで話し合った内容を発表し,菊池先生に補足説明をしていただきました。  

多職種連携カンファレンス

 参加した医学生は,川本先生から「患者の自宅を訪問することで,より多くの情報が得られる」ことを学び,菊池先生から「医療に関わる様々な職種が得ている情報を連携し,共有することの大切さ」を学ぶことができ,大いに刺激をうけておりました。

 最後に地域医療支援センター田口先生より,医学生の今後のキャリア形成のためのサポートに関して一言いただきました。  

 今回のオンライン病院見学に関するアンケートでは,参加学生からは「実際の訪問診療の様子を映像で見ることが出来てとても有意義だった。」「患者と家族の意見と医療チームの意見では全く違っていて,また,多職種の協力がとても重要だと感じた。」「医師だけでなく他の視点をもった人と協力する方が,患者さんについて知ることが出来ると感じた。」と新たな発見をするとともに,地域医療のあり方に対して深く考える良い機会となったようです。
 さらに,「夏休みに野村病院を見学しに行きたい」「8月に行われる実習に参加したい」という声や,「今回のようなワークショップは学年全体ですべきだと思いました。」という意見もあり,非常に好評でした。

 なお,参加学生全員から病院見学バスツアーを開催した場合には「参加したい」との回答がありました。

 本センターでは,今後も県内各地の病院見学を可能な限り企画し,地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいります。

 今回,残念ながら参加できなかった医学生の皆さんには,今後の機会を逃さず是非とも参加して欲しいと思います。

掲載日:2022年05月27日

「愛媛県キャリア形成プログラム」改定しました。【令和4年3月】

本キャリア形成プログラムは、医療法第30条の23第2項第1号及び同第30条の25第1項第5号に基づき策定するものであり、 本県内の地域枠医師等が将来、医師として県内で地域医療に従事するに当たり、卒後年数に応じたキャリア形成を図り、 地域医療貢献期間満了後も本県の地域医療を支える担い手として定着し活躍できるよう、関係機関の協力のもと、育成を図るものである。

愛媛県キャリア形成プログラム

掲載日:2022年04月01日

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