愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

お知らせ

レジナビFairオンライン愛媛県 2021 ~臨床研修プログラム~

開催報告書
   実施概要
   ■名称     レジナビFairオンライン 愛媛県 2021 ~臨床研修プログラム~
   ■開催日時   2021年5月30日(日) 9:50~17:20
   ■参加施設   愛媛県の臨床研修指定病院 15施設
   ■参加者    全国の民間医局医学生会員及び全国40都道府県の学生
   ■実施内容   Web会議アプリケーション「Zoom Webinar」を用いて実施いたしました。
           
  当日は、レジナビフェア事務局スタッフが司会進行を行い、各施設<病院説明+質疑応答>の計20分で
    ご説明いただきました。
  終了後、出展施設および参加者に対し事後アンケートを実施いたしました。

各施設の視聴時間 愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センター長 高田清式教授による「愛媛県臨床研修病院群」の説明を行い、全国の医学生に対し愛媛県内の病院へのアピールを行いました。

 

高田清式 地域医療支援センター長

 愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター長 熊木天児教授による「愛媛大学医学部附属病院」をはじめ、各病院の説明及び質疑応答をWeb会議形式で行いました。

熊木天児 総合臨床研修センター長

 「レジナビFair」について、例年は東京、大阪、福岡でリアル開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催ができない状況であることから、(株)メディカルプリンシプル社の圧倒的な集客力を活用し、日本全国の医学生に対し「愛媛県」の臨床研修病院をオンライン説明会にて広報PRを行い、愛媛県臨床研修病院群として15病院が参加したものです。
 説明会終了後には、愛媛県内の病院に視聴者データを配布することにより、愛媛県での臨床研修に興味を寄せる医学生を顕在化させることができ、来年度以降も県内で勤務する初期研修医の確保につながります。

 

 

掲載日:2021年06月15日

第6回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました【10月20日(日)】

 令和元年10月20日(日),医学部附属病院総合臨床研修センターと地域医療支援センターが共催し,愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした第6回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。
 OSCE(客観的臨床能力試験)とは,医師として患者に接する能力すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験であり,その多くは全国の医学部・歯学部・薬学部において臨床実習前の学生を対象に実施されています。
 今回のOSCE大会では,県内の2年次の初期臨床研修医を対象に実施しました。これにより,研修医は病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け,その後の研修の指標となる規範を所属する施設にフィードバックすることが可能となります。
 また,評価者として参加する医師等には,卓越した指導医のコーチングにより,充実した臨床指導を行うための指導方法や評価能力を習得することが期待されます。
 今回のOSCEを受けた研修医は10人で,愛知県,岩手県をはじめ愛媛県内外から医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等,合計85人が指導・運営に参加しました。
 課題ごとに,研修医が模擬患者や医学教育用シミュレータを相手に,診療や検査手技等に取り組み,評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い,更に監督者(医師・看護師・薬剤師)が評価者へ指導を行うというシステムで実施しました。
 会場では,研修医,指導医,看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ,参加した研修医からは,「看護師や薬剤師とは専門的立場が異なっており,話をしっかり聴いて連携すべきだと感じた」など,具体的な学びの声が聞かれました。また,評価者からは,単に評価者として参加するだけでなく,自分も何かを得て帰りたいという積極的な姿勢が伺えました。
 今後ともこのOSCE大会を継続して実施し,「オール愛媛・チーム愛媛」として愛媛県の臨床研修及び医療の充実に資していきたいと考えています。

掲載日:2019年10月31日

愛媛県地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。【5月14日(火)】

 愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターでは,令和元年5月14日(火)に愛媛県
地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。

 愛媛県地域医療医師確保奨学金は,愛媛県の地域医療発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対する修学資金制度であり,卒後,愛媛県内の指定医療機関において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。 意見交換会には奨学生の5年生20人全員が参加し,山下政克医学部長,高田清式地域医療支援センター長らが出席し,地域医療支援センター講義室にて午後4時30分から実施しました。 

     意見交換会の様子

 始めに,山下医学部長から「県下の地域医療は皆さんにかかっている,地域のアドバンテージに目を向けて志に向かって頑張ってほしい,愛媛の地で医師になって良かったと思ってもらえるよう,様々な視点で応援させていただきます。しかし,そのための現時点での最大の目標は医師国家試験に合格することです。」と激励の挨拶ありました。続いて,高田地域医療支援センター長,センター担当者及び愛媛県担当者から,卒後義務期間中の配置例,義務期間中の専門医資格取得のためのキャリア形成プラン例等について,昨年度の医療法等の改正を踏まえて一部改正された,愛媛県キャリア形成プログラムに基づき説明がありました。
 その後,和やかな雰囲気の中,参加した奨学生との活発な意見交換が行われ,意思疎通を図る上で良い機会を持つことができました。
 今後は,地域医療支援センターの教員等が各奨学生との個別面談等を行い,意見等を聴取して,キャリア形成プログラムの見直しや地域医療機関への配置調整に役立てることとしています。

 本センターでは,今後とも奨学生との意見交換会や面談等を通じ,奨学生に対する情報発信,奨学生の希望や考え方の把握並びに将来の地域医療を担う医師への育成・支援を推進してまいります。

掲載日:2019年05月22日

第5回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。【10月21日(日)】

 平成30年10月21日(日),医学部附属病院総合臨床研修センターと地域医療支援センターが共催し,愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした第5回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。

 OSCE(客観的臨床能力試験)とは,医師として患者に接する能力すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験であり,その多くは全国の医学部・歯学部・薬学部において臨床実習前の学生を対象に実施されています。

 今回のOSCE大会では,県内の2年次の初期臨床研修医を対象に実施しました。これにより,研修医は病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け,その後の研修の指標となる規範を所属する施設にフィードバックすることが可能となります。
 また,評価者として参加する医師等には,卓越した指導医のコーチングにより,充実した臨床指導を行うための指導方法や評価能力を習得することが期待されます。

 今回のOSCEを受けた研修医は9人で,愛知県,岩手県をはじめ愛媛県内外から医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等,合計74人が指導・運営に参加しました。
 課題ごとに,研修医が模擬患者や医学教育用シミュレータを相手に,診療や検査手技等に取り組み,評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い,更に監督者(医師・看護師・薬剤師)が評価者へ指導を行うというシステムで実施しました。

 会場では,研修医,指導医,看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ,参加した研修医からは,「自分の意見を発言する際,もう少し相手側の意見に耳を傾けるのが大事だと思いました」など,具体的な学びの声が聞かれました。また,評価者からは,「多くの研修医に参加してもらいたい」「医療教育として重要」「自身の動きや対応の振り返りができ,声掛けや確認の必要性を改めて認識できた」との感想があり,自らも何かを得て帰りたいという積極的な姿勢が伺えました。

 今後ともこのOSCE大会を継続して実施し,「オール愛媛・チーム愛媛」として愛媛県の臨床研修及び医療の充実に資していきたいと考えています。

掲載日:2018年11月15日

「第6回 地域医療を担う医師を地域で育てるためのワークショップ」岡山県地域医療支援センター主催【平成30年8月26日(日)】

1 開催日時 平成30年8月26日(日)10時00分~15時30分
2 開催場所 岡山県医師会館
3 参  加 者 主に県内の医療関係者
4 主  催 岡山県地域医療支援センター
5 テ  ー マ 地域枠卒業医師の卒後年数に応じた地域勤務のあり方について
6 日  程   午前の部(10時00分~11時40分) 会 場   2・3階 三木記念ホール
    (1) 地域枠卒業医師が勤務する病院の選定方法の説明
                    岡山県地域医療支援センター岡大支部 専任医師 岩瀬 敏秀 氏
          (2) 基調講演 「地域医療の充実と医師のキャリアパスの両立に向けて」
            筑波大学医学医療系 地域医療教育学 教授 前野 哲博 氏

 愛媛県保健福祉部社会福祉医療局医療対策課医療政策G及び愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターの職員が岡山県地域医療支援センター主催のワークショップに参加しました。地域医療の充実に向けた現状と課題を知る良い機会となりました。
(ワークショップの内容)
 岡山県地域医療支援センター岡大支部の岩瀬先生から,地域医療支援により2023年以降20人以上の地域枠医師が県内に配置される予定であり,医師偏在の是正に効果があると考えている。しかし,医師の配置については課題もあるため,地域バランス,優先順位,専門性等を考慮しつつ検討していきたいと説明がありました。
 基調講演では,前野先生から地域枠制度の現状として,全国の医学部定員の約6分の1が地域枠であるが定員充足率は100%ではないこと,地域枠の医師国家試験現役合格率の割合は全一般枠よりは高くなっていることなどの説明がありました。
 (参考)平成29年度地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告
      https://www.ajmc.jp/pdf/chikiwaku-29.pdf

 また,茨城県における地域枠制度の取組として,奨学金を増額したことやオーダーメイドのキャリアパスを作成しいること,初期臨床研修の実施病院を大学病院以外を推奨していること,筑波大学では総合診療医養成に取り組んでことなどの説明がありました。
 さらに,地域医療で活躍する医師を養成するためには,○教育の充実と生涯にわたるキャリア形成に十分な支援,○地域医療「貢献したくなる」医師の養成,○大学,地域住民,自治体,地域医療機関が一体となって支援する体制の整備が必要であると話がありました。
 質疑応答では,茨城県の先進的な取り組みに対する質問が数多くあり,今後の地域医療支援の在り方に参考となるワークショックでした。

掲載日:2018年08月28日

愛媛県地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。【4月19日(木)】

 愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターでは,平成30年4月19日(木)に愛媛県
地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。

 愛媛県地域医療医師確保奨学金は,愛媛県の地域医療発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対する修学資金制度であり,卒後,愛媛県内の指定医療機関において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。 意見交換会には奨学生の5年生17人全員が参加し,満田憲昭医学部長,高田清式地域医療支援センター長らが出席し,医学部職員福利棟中会議室にて午後4時30分から実施しました。 

 始めに,満田医学部長から「愛媛の地で医師になって良かったと思ってもらえるよう,様々な視点で応援させていただきます。しかし,そのための現時点での最大の目標は医師国家試験に合格することです。」と激励の挨拶がありました。続いて,高田地域医療支援センター長から,卒後義務期間中の配置例,義務期間中の専門医資格取得のためのキャリア形成プラン例等について説明がありました。
 その後,和やかな雰囲気の中,参加した奨学生との活発な意見交換が行われ,意思疎通を図る上で良い機会を持つことができました。
 今後は,地域医療支援センターの教員が各奨学生と個別面談を行い,各人の希望等を聴取して,個々のキャリア形成支援及び地域医療機関への配置調整に役立てることとしています。

 本センターでは,今後とも奨学生との意見交換会や面談等を通じ,奨学生に対する情報発信,奨学生の希望や考え方の把握並びに将来の地域医療を担う医師への育成・支援を推進してまいります。 

掲載日:2018年04月27日

第4回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。【11月19日(日)】

 平成29年11月19日(日),医学部附属病院総合臨床研修センターと地域医療支援センターが共催し,愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした第4回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。

 OSCE(客観的臨床能力試験)とは,医師として患者に接する能力すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験であり,その多くは全国の医学部・歯学部・薬学部において臨床実習前の学生を対象に実施されています。

 今回のOSCE大会では,県内の2年次の初期臨床研修医を対象に実施しました。これにより,研修医は病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け,その後の研修の指標となる規範を所属する施設にフィードバックすることが可能となります。
 また,評価者として参加する医師等には,卓越した指導医のコーチングにより,充実した臨床指導を行うための指導方法や評価能力を習得することが期待されます。

名古屋大学名誉教授 植村和正運営指導責任者の説明 研修医の診断と処置状況の実技試験状況
   

 今回のOSCEを受けた研修医は8人(定員)で,愛知県,岩手県をはじめ愛媛県内外から医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等,合計70人が指導・運営に参加しました。

  本番では,研修医が模擬患者や医学教育用シミュレータを相手に,診療や検査手技等の課題に取り組みました。そして,研修医に対し評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い,その後,評価者へ監督者(医師・看護師・薬剤師)による指導が行われました。

 会場では,研修医,指導医,看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ,参加した研修医からは,「看護師や薬剤師とは専門的立場が異なっており,話をしっかり聞いて連携すべきだと感じた。」といった声が聞かれました。また,評価者からは,単に評価者として参加するだけでなく,自分も何かを得て帰りたいという積極的な姿勢が伺えました。

 今後ともこのOSCE大会を継続して実施し,「オール愛媛・チーム愛媛」として愛媛県の臨床研修及び医療の充実に資していきたいと考えています。

 

掲載日:2017年11月24日

愛媛県地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。【4月18日(火)】

 愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが,平成29年4月18日(火)に愛媛県地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。

 愛媛県地域医療医師確保奨学金は,愛媛県の地域医療の発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対し修学資金を貸与する制度であり,卒後,愛媛県内の指定医療機関等において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。 意見交換会には奨学生の5年生17人全員が参加し,満田憲昭医学部長,高田清式地域医療支援センター長らが出席し,医学部職員福利棟中会議室にて午後4時30分から実施しました。
 
 始めに,満田医学部長から挨拶及び地域枠収容定員の推移の中で,平成29年度で終了する定員について愛媛県の医療に貢献する医師養成機関として定員延長を要望し,更なる2年間の延長を確保し,合計20名の定員を継続したことの説明があった後,高田地域医療支援センター長から,奨学生医師の初期研修,専門医資格の取得,出産・育児と義務年限等について説明がありました。
 卒後義務期間中の配置例,義務期間中に専門医資格が取得できるようキャリア形成支援すること,今年の6年生から国試の問題数が500問から400問に減り,OSCE研修が取り入れられる等の説明がありました。国試合格への熱望を述べた後,学生からは「国試の合格率が下がったことにより,卒試の基準を厳しくするのではないか」との質問があり,学部長からは,卒試を厳しくすることはないが成績が悪くなれば困るので,しっかり勉学に励んでほしい旨激励しました。
 
 意見交換会は和やかな雰囲気で行われ,奨学生との意思疎通を図る上で良い機会を持つことができました。
 この後,地域医療支援センターの教員が各奨学生と個別面談を行い,各人の希望等を聴取して,個々のキャリア形成支援及び地域医療機関への配置調整に役立てることとします。
 

満田医学部長・高田地域医療支援センター長

意見交換会の様子

   

 本センターでは,今後とも奨学生との意見交換会や面談等を通じ,奨学生に対する情報発信,奨学生の希望や考え方の把握並びに将来の地域医療を担う医師への育成・支援を推進してまいりたいと思います。

 

掲載日:2017年04月24日

ミャンマー連邦共和国 ヤンゴン第一医科大学から Myat Sat Thu 教員らが来学し,地域医療支援センターを見学しました。【12月7日(水)】

 平成28年12月7日(水)、ミャンマー連邦共和国ヤンゴン第一医科大学のMyat Sat Thu教員とThurein Win教員が来学し、地域医療支援センターを見学しました。 
 
 二人の教員は,科学技術振興機構主催の交流事業「さくらサイエンスプラン」で日本の医療について学ぶために香川大学に招へいされており,今回,香川大学の徳田雅明副学長から,愛媛大学医学部とヤンゴン第一医科大学との交流についての打診があり,来学したものです。
 
 満田憲昭医学系研究科長らと懇談をした後,ミャンマーの文化・社会及び健康問題についてMyat Sat Thu教員から紹介がありました。その後,本学医学部附属病院地域医療支援センターを見学し,高田清式センター長から各シミュレータの説明を受け,超音波診断装置や気道挿管シミュレータを実際に操作するなど,熱心に見て回られ,充実した臨床研修環境に感心されていました。
 
 満田研究科長と徳田副学長は,「今回のヤンゴン第一医科大学からの訪問を契機に,大学間交流等を検討し,ミャンマーの健康に関する諸問題に取り組めるよう連携していきたい」と述べ,今後の国際交流に期待を寄せていました。
 

腹腔鏡シミュレータ

心臓超音波トレーニングシミュレータ

   

 

掲載日:2017年01月06日

第3回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。【9月4日(日)】

 平成28年9月4日(日),医学部附属病院総合臨床研修センターと地域医療支援センターが共催し,愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした第3回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。
 
 OSCE(客観的臨床能力試験)とは,医師として患者に接する能力すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験であり,その多くは全国の医学部・歯学部・薬学部において臨床実習前の学生を対象に実施されています。
 
シナリオ① チームA

シナリオ① チームA

課題解説・閉会式

課題解説・閉会式

   
 今回のOSCE大会では,県内の2年次の初期臨床研修医を対象に実施しました。これにより,研修医は病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け,その後の研修の指標となる規範を所属する施設にフィードバックすることが可能となります。
 また,評価者として参加する医師等には,卓越した指導医のコーチングにより,充実した臨床指導を行うための指導方法や評価能力を習得することが期待されます。
 
 今回のOSCEを受けた研修医は9人(定員)で,岩手県をはじめ愛媛県内外から医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等,合計78人が指導・運営に参加しました。
 本番では,研修医が模擬患者や医学教育用シミュレータを相手に,診療や検査手技等の課題に取り組みました。そして,研修医に対し評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い,その後,評価者へ監督者(医師・看護師・薬剤師)による指導が行われました。
 
 会場では,研修医,指導医,看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ,参加した研修医からは,「看護師や薬剤師とは専門的立場が異なっており,話をしっかり聞いて連携すべきだと感じた。」といった声が聞かれました。また,評価者からは,単に評価者として参加するだけでなく,自分も何かを得て帰りたいという積極的な姿勢が伺えました。
 
 今後ともこのOSCE大会を継続して実施し,「チーム愛媛」として愛媛県の臨床研修及び医療の充実に資していきたいと考えています。

掲載日:2016年09月08日

香川大学に在籍する愛媛県地域医療医師確保奨学金の貸費生と意見交換会を実施しました。【6月1日(水)】

 平成28年6月1日(水),愛媛県保健福祉部社会福祉局医療対策課と愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターが,香川大学に在籍する愛媛県地域医療医師確保奨学金の貸費生と意見交換会を実施しました。
 
 愛媛県地域医療医師確保奨学金は,愛媛県の地域医療の発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対し修学資金を貸与する制度であり,卒後,愛媛県内の指定医療機関等において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。愛媛県は,同奨学金の貸費生枠を,本学医学部医学科のほかに香川大学医学部医学科にも設けており,現在,香川大学貸費生は6年生が4人在籍しています。今回の意見交換会には,そのうち3人が参加しました。
 
 意見交換会は,愛媛県保健福祉部社会福祉局医療対策課医療政策グループから玉井洋行担当係長と高橋拓也主任,地域医療支援センターから高田清式センター長,高橋敏明副センター長らが香川大学医学部を訪れ,実施しました。
 
 はじめに,高田センター長から,貸費生が卒後臨床研修を愛媛大学で行うための手続,卒後の配置先病院とキャリア形成支援,新専門医制度への対応等について資料に基づき説明した後,玉井係長から,愛媛県地域医療医師確保奨学金貸与制度について資料に基づき説明しました。その後,参加学生の近況や将来の希望等を中心に意見交換を行いました。 学生からは,愛媛大学基幹型の臨床研修プログラムの応募方法等について質問があったほか,将来の専門領域を選択する上でのアドバイスを受けていました。 意見交換は食事をしながら和やかな雰囲気で行われ,香川大学貸費生の意向等を知る上で良い機会となりました。
 
 本センターでは,今後も学生との意見交換会を通じて,奨学生に対する情報発信及び奨学生の希望や考え方を把握し,将来の地域医療を担う医師の育成・支援を推進していきます。
 
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意見交換会の様子

 

 

掲載日:2016年06月07日

モンゴル国立医科大学日本教育病院スタディ・ツアー訪問団が地域医療支援センターを見学しました。【1月29日(金)】

 平成28年1月29日(金)にモンゴル国立医科大学 バトバータル・G学長ら日本教育病院スタディ・ツアー訪問団12人が来学し,地域医療支援センターを見学しました。

 訪問団の目的は,大学病院の組織と管理運営,患者サービスの管理,臨床研修プログラムや医師育成方法等を見学調査するもので,その一環として,地域医療支援センターを見学しました。

  地域医療支援センターでは,高田センター長から各種医療トレーニング機器の説明を受け,また,腹腔鏡シミュレータを実際に操作するなど,熱心に見て回られ,充実した臨床研修環境に感心されていました。

 同様の取組が各都道府県でなされている中,本院の臨床研修プログラムで優秀な医師を育て質の高い医療を提供し,地域医療再建に取り組んでいる当センターの先進性を認められて調査先に選ばれたことは,非常に光栄なことでした。

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掲載日:2016年02月03日

第2回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。【7月12日(日)】

 平成27年7月12日(日),医学部附属病院総合臨床研修センターと地域医療支援センターが共催し,愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした第2回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。

 OSCE(客観的臨床能力試験)とは,医師として患者に接する能力すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験であり,その多くは全国の医学部・歯学部・薬学部において臨床実習前の学生を対象に実施されています。

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  今回のOSCE大会では,県内の2年次の初期臨床研修医を対象に実施しました。これにより,研修医は病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け,その後の研修の指標となる規範を所属する施設にフィードバックすることが可能となります。
 また,評価者として参加する医師等には,卓越した指導医のコーチングにより,充実した臨床指導を行うための指導方法や評価能力を習得することが期待されます。

 今回のOSCEを受けた研修医は11人(定員)で,岩手県をはじめ愛媛県内外から医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等,合計68人が指導・運営に参加しました。
 本番では,研修医が模擬患者や医学教育用シミュレータを相手に,診療や検査手技等の課題に取り組みました。そして,研修医に対し評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い,その後,評価者へ監督者(医師)による指導が行われました。

 試験会場では,研修医,指導医,看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ,参加した研修医からは,「知識よりも実践の方が大切だと感じたので,このような機会があってとても勉強になった。」といった声が聞かれました。また,評価者からは,単に評価者として参加するだけでなく,自分も何かを得て帰りたいという積極的な姿勢がうかがえました。

 今後は,参加する研修医及び指導医を増やしていき,「チーム愛媛」として愛媛県の臨床研修及び医療教育指導システムの充実に資していきたいと考えています。

掲載日:2015年09月03日

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