愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター

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「第6回 地域医療を担う医師を地域で育てるためのワークショップ」岡山県地域医療支援センター主催【平成30年8月26日(日)】

1 開催日時 平成30年8月26日(日)10時00分~15時30分
2 開催場所 岡山県医師会館
3 参  加 者 主に県内の医療関係者
4 主  催 岡山県地域医療支援センター
5 テ  ー マ 地域枠卒業医師の卒後年数に応じた地域勤務のあり方について
6 日  程   午前の部(10時00分~11時40分) 会 場   2・3階 三木記念ホール
    (1) 地域枠卒業医師が勤務する病院の選定方法の説明
                    岡山県地域医療支援センター岡大支部 専任医師 岩瀬 敏秀 氏
          (2) 基調講演 「地域医療の充実と医師のキャリアパスの両立に向けて」
            筑波大学医学医療系 地域医療教育学 教授 前野 哲博 氏

 愛媛県保健福祉部社会福祉医療局医療対策課医療政策G及び愛媛大学医学部附属病院地域医療支援センターの職員が岡山県地域医療支援センター主催のワークショップに参加しました。地域医療の充実に向けた現状と課題を知る良い機会となりました。
(ワークショップの内容)
 岡山県地域医療支援センター岡大支部の岩瀬先生から,地域医療支援により2023年以降20人以上の地域枠医師が県内に配置される予定であり,医師偏在の是正に効果があると考えている。しかし,医師の配置については課題もあるため,地域バランス,優先順位,専門性等を考慮しつつ検討していきたいと説明がありました。
 基調講演では,前野先生から地域枠制度の現状として,全国の医学部定員の約6分の1が地域枠であるが定員充足率は100%ではないこと,地域枠の医師国家試験現役合格率の割合は全一般枠よりは高くなっていることなどの説明がありました。
 (参考)平成29年度地域枠入学制度と地域医療支援センターの実情に関する調査報告
      https://www.ajmc.jp/pdf/chikiwaku-29.pdf

 また,茨城県における地域枠制度の取組として,奨学金を増額したことやオーダーメイドのキャリアパスを作成しいること,初期臨床研修の実施病院を大学病院以外を推奨していること,筑波大学では総合診療医養成に取り組んでことなどの説明がありました。
 さらに,地域医療で活躍する医師を養成するためには,○教育の充実と生涯にわたるキャリア形成に十分な支援,○地域医療「貢献したくなる」医師の養成,○大学,地域住民,自治体,地域医療機関が一体となって支援する体制の整備が必要であると話がありました。
 質疑応答では,茨城県の先進的な取り組みに対する質問が数多くあり,今後の地域医療支援の在り方に参考となるワークショックでした。

掲載日:2018年08月28日

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