FASTハンズオンセミナーが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

FASTハンズオンセミナーが開催されました!

1月22日に救急科の強力な講師陣のご指導のもと、KKB企画としてFASTハンズオンセミナー(腹部外傷・急性疾患におけるシミュレータを使った超音波ハンズオンセミナー)が開催され、研修医5名が参加しました。当初はファントムを用いた1時間程度のハンズオンセミナーを依頼しておりましたが、救急科の先生方がフルコースを準備して下さいました。COVID-19診療などでご多忙の中、研修医育成のために約2時間にわたるご指導を賜り、誠にありがとうございました。

初めに、外傷患者が搬送されて来た際に腹部用のプローブを用いて30秒程度でスクリーニングすべき箇所について、佐藤教授よりファントムを用いた解説がありました。その後、研修医が各自実践しました。

続いて、救急科の向井先生自ら被験者になって頂き、ファントムで習った知識を活かし、研修医がスクリーニングすべき箇所を確認しました。そして、リニアプローブに持ち替え、超音波による気胸診断について学びました。邑田先生も応援に駆けつけて下さいました。

最後に、外傷患者が連続で2名搬送されて来たセッティングでロールプレイを行いました。臨床現場さながらの緊張感の中、研修医チームは連携を取り、見事に診断に辿り着き、適切な治療へと導きました。

総合臨床研修センターでは、横断的に学べる勉強会やハンズオンセミナーを定期的に開催しております(KKB:研修医による研修医のための勉強会)。企画によっては少人数で開催されるものもあり、即座に定員に達します。こまめにお知らせ(ホームページ、掲示、メール、口コミほか)を確認して下さい。

≪1年目研修医の声≫
救急科をローテーションした後ということもあり、FASTについて体型的に学びたいなと思っていたので、非常に有難い機会をいただきました。救急科の先生方の実演のあと、実際にエコーをあてながら、教科書に載ってないような実践的なものまで教えていただき大変有意義な時間となりました。お忙しい中、お時間を作って講義してくださった救急科の先生方に感謝いたします。ありがとうございました。

≪他病院研修プログラム所属研修医の声≫
救急科の佐藤教授をはじめ、専門医の先生方に直接教えて頂き、とても勉強になりました。救急対応では当ててはみたもののよく分からなかったりしたのでそこまでエコーを当てにしていなかったのですが、先生の経験やエピソードを教えて頂きながら実際にシミュレーターなどで練習することで、いかに実践の中でエコーが役に立ち、そして身に付けておくべきなのかをよく理解することができました。また、実際に救急車対応のロールプレイも行い、緊張感のある中で実践的な練習もできました。今後の救急対応の中でエコーをしっかり活用して自分の武器にしていきたいです。

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