キャダバートレーニングが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

キャダバートレーニングが開催されました!

先日、「研修医のためのキャダバートレーニング」が開催され、19名(研修医2年目5名、研修医1年目9名および医学生5名)が参加しました。まずは手術手技研修センターの前室で、シミュレータを用いて腰椎穿刺のデモンストレーションが行われました。

続いて、気管切開および胸腔ドレナージ班、腰椎穿刺班にわかれ、それぞれキャダバーを用いて実技研修を行いました。

気管切開では、救急科佐藤格夫教授による系統解剖や手術器具などの質疑応答で準備した後に研修医2名が実践しました。胸腔ドレナージでは、研修医のみならず、救急科をローテーションしていた医学生を含め、全員が実践しました。

分かりやすく解説される永井先生。

腰椎穿刺では、医学教育センターの永井勅久先生によるデモンストレーションの後、各自が実践しました。

総合臨床研修センターでは、シミュレータを用いたトレーニングに力を入れております。そして、「急がば回れ」の通りにひとつずつのステップを怠らず、手術手技センターも利用させて頂き、研修医や医学生の指導にあたっております。医療安全の観点からとても重要なプロセスです。今後も様々な企画を立案しますので、積極的に参加して下さい。

やはりシミュレータでトレーニングを積んでおくとイメージしやすいですね。

 

 

≪2年目研修医の声≫
当院は、仕事の合間や休日に気軽に利用できるシミュレータルームがあり、自分の技術を上げるために利用していましたが、実際にキャダバーに対して実施することで、緊張感を持ってトレーニング出来ました。今回の経験は今後医療に携わっていく中で貴重な経験になったと思います。

≪他病院研修プログラム所属研修医の声≫
まず初めに、献体となられたご遺体、またそのご家族に感謝を申し上げます。腰椎穿刺や胸腔ドレーン挿入は、研修医でも実施機会のある手技だと思いますが、私自身はまだ1度しか経験していませんでした。
今回、実際にご献体を使って、手技をさせて頂いたことで、人体における感覚などを掴むことが出来ました。今後の糧となる貴重な経験になりました。ご指導頂いた、佐藤先生、永井先生、熊木先生、協力して頂いたスタッフの皆様、誠にありがとうございました。

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