気管挿管ハンズオンセミナーが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

気管挿管ハンズオンセミナーが開催されました!

先日、気管挿管ハンズオンセミナーがゲリラ的に開催されました。事の発端は、センターを尋ねてきた他病院のプログラムに所属しながら、研修のために当院へ出向中の1年目研修医4名の会話からでした。

研修医:「時間に空きができたので気管挿管のシミュレータを使わせて下さい」
スタッフ:「いいですよ。準備するのに少し時間が掛かりますが、いいですか?」
研修医:「はい」
センター長:「何、なに?何かするの?」
研修医:「はい、気管挿管のシミュレータでトレーニングしたいと思いまして」
センター長:「今まで実際の現場でやったことはあるの?」
研修医:「いいえ」
センター長:「じゃあ、指導してもらわないといけないね。」
研修医:「はい」
センター長:「ちょうど時間が空いているからやるか!」
研修医:「はい!」

センター長も最前線で気管挿管をバリバリやって救命してたんだぁ。楽しみだなぁ!

と言う訳で、偶然にも同じ時間帯で時間の空いていたセンター長指導のもと、気管挿管ハンズオンセミナーがゲリラ的に始まりました。

はじめに、研修医それぞれの知識と経験をセンター長が確認しました。そして、診療の現場で既に数回の経験のあるM先生が実践しました。M先生がひとつずつのステップを分かりやすく説明してくれました。足りない部分はセンター長が補足しました。

すげぇ、もう何回も経験してるんだ。よ〜し、今日ものにして帰るぞ〜。

 

 

 

続いて、一人ずつ気管挿管を実践しました。その際、介助役も大切な役割を果たすことをセンター長が強調されました。全員、見事に本日の目標を達成させました。

 

来月からの麻酔科研修の予習ができて嬉しいなぁ。介助役も経験できて良かった!

 

≪他病院研修プログラム所属研修医の声①≫
模型を使って、実際に気管挿管の流れを経験し、手技や気をつけるポイントを理解することが出来ました。来週からの麻酔科研修で学んだことをしっかり活かしていきます。お忙しい中、急遽ご指導頂いた熊木先生には感謝申しあげます。

≪他病院研修プログラム所属研修医の声②≫
この度は気管挿管の勉強会に参加させていただきありがとうございました。
麻酔科ローテーションで数回気管挿管をする機会はあったのですが、約1年前のことだったので今回の練習は大変復習になりました。手技のコツもそうですが、今回は患者さんのご家族への説明の大切さを学びました。気管挿管にあたり「歯を折る可能性」は少なからずつきまといます。そのことをご家族の方に事前に説明することで、歯が折れてしまった時のトラブルも少なくなりますし、何より緊急下で自分の心の余裕が生まれるなと思いました。将来救急外来などで気管挿管の機会があれば、今回の練習会で得たことを生かし、落ち着いて挑戦しようと思いました。この度はご指導いただき誠にありがとうございました。

≪他病院研修プログラム所属研修医の声③≫
救急や麻酔科で経験はありましたが、最近は機会が無かったのと、やはり苦手意識が強かったので今回シミュレータで練習することで次回気管挿管をする機会への備えになったと思います。シミュレータといえど本番のように取り組むことができたと思います。本番だとうまくいかないと交代ですが、シミュレータであればうまくいかない要因を分析できたうえで何度でもトライできるのでとても良い練習になったと思います。
大学に研修に来ている間にこのような機会をいただけてとてもありがたかったです。唐突なお願いにもかかわらず対応いただいてありがとうございました。

 

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