臨床推論勉強会が開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

臨床推論勉強会が開催されました!

2月12日に、KKB 20企画として「臨床推論Case No. 2」が開催され、6名が参加しました。研修医1年目S先生の「80歳代半ば女性の発熱」だけから始まりました。様々な鑑別診断をあげながら、見事に診断に辿り着きました。時間の都合上、短めのプレゼンテーションになりましたが、今回の症例には続きがあり、抗生物質による薬剤熱も的確に診断。と言う訳で、一粒で2度美味しい、学びの多い症例でした。

 

さらには、センター長より、発熱のみで受診する高齢者を診察する際には、胆道感染も必ず鑑別リストの中に入れておき、尿や便の色を尋ねることも重要であるとのアドバイスがありました。また、薬剤熱の場合、高熱であっても患者さんは意外とケロッとしているとのコメントも頂きました。

≪プレゼンテーションを担当したS先生の声≫
今回の臨床推論勉強会の発表者を担当させていただきありがとうございました。
前回のテーマと少し被る発熱というテーマを選ばせていただいたため、参加者を満足させることの出来る勉強会にできるのか不安な点もありましたが、熊木先生をはじめとした臨床研修センターの方々のサポートと、活発に発言してくれる他の研修医のおかげで盛り上がりのある勉強会になったと考えております。
私が経験した症例を、参加していただいた研修医の方々とシェアできて、それぞれの今後の臨床に生かしていただけたら幸いです。
もちろん、私自身も他の研修医とディスカッションすることで自分一人で勉強していては気づくことのなかった 問診、検査、鑑別疾患などを勉強することができ有意義なものになりました。2年間という限られた研修期間で自分一人だけで経験できる症例には限りがあるため、このように他の研修医と経験を共有できる機会は重要であると実感いたしました。
今後も積極的にこのような勉強会に参加していきたいと思います。

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