ジャーナルクラブが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

ジャーナルクラブが開催されました!

2月26日に、KKB 20企画として「第2回目のジャーナルクラブ」が開催され、8名が参加しました。

今回担当してくれました1年目研修医A先生が、「ICU収容重症患者のせん妄に対してハロペリドールは有効か?」の内容でNEJM論文を非常にわかりやすく紹介してくれました。論文紹介ののち、これまでの背景、薬の量などなど、批判的吟味も含めて参加者全員から質問がありましたが、それぞれに的確にコメントしておりました。

そして、前回同様、如何に早く論文の内容を理解できるようになるのかをPICOを用いて実践してみました。今回の論文はA先生自ら、経験した症例からせん妄について勉強してみたいと選んだとのことです。やはり、日頃の診療で疑問に思ったことについて調べることが力をつける近道ですね。

センター長からは、論文を読んだ際に必ず自分の診療に当てはめられるかを考えてみる癖をつけるようにとのアドバイスがありました。特に、海外からの論文の場合、年齢および性別はもちろんのこと人種にも注目し、アジア人が含まれていない場合には、日本またはアジアで行われている類似した研究がないか否かを調べるようにと。また、入院直後に環境変化に伴いせん妄を発症する高齢者が多いが、睡眠薬の安易な処方が転倒に繋がっているとのコメントがありました。

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