臨床推論勉強会が開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

臨床推論勉強会が開催されました!

3月12日に、KKB 20企画として「臨床推論Case No. 3」が開催され、研修医6名のみならず、医学生4名も参加しました。研修医2年目K先生の「70歳代前半の関節痛」だけから始まりました。様々な鑑別診断をあげながら、稀少疾患ながらも見事に診断に辿り着き、今回も学びの多い症例でした。

大学病院は患者さんが最初に受診する様な病院ではなく、診断が確定した後に治療を目的として紹介される方が多いです。しかし、どんな方であっても必ず治療前にストーリーがあります。この勉強会では、この部分を大切にしているのが特徴です。すなわち、あたかも目の前に初診の患者さんが診察室に入って来られたことを想定しております。昨年度より、6年生に導入されたPCC-OSCEとまさに同じシチュエーションです。今後も医学生の参加に期待しております。

≪プレゼンテーションを担当したK先生の声≫
私自身、臨床推論のプレゼンターは初めての経験でしたが、一年目の研修医の先生や学生さんの活発な意見によって有意義な会になったと思います。大学病院では、最初から診断がついている症例が多く、このような鑑別や診断を一から考える機会というのは貴重だと思います。また、ケースプレゼンテーションを通して、主訴から鑑別を考える力がついたり、疾患の理解がより深まり、私自身も勉強になりました。
みなさんも機会があれば一度はやってみることをオススメします。

≪医学生の声≫
KKB企画の臨床推論Case No.3に参加し、診断に至るまでのプロセスを学ぶことができ、とても勉強になりました。
また、研修医の先生方や他の学生の方の意見を知ることで、こういう考え方があるのだと新しい視点に気付くことができました。
普段の実習では、先生が既に付けられた診断から学習が始まっていましたが、今後は自分自身でなるべく臨床推論を行い診断していく意識を持ちたいと思いました。参加して良かったです。本当にありがとうございました。

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