愛媛頭痛診療セミナーが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

愛媛頭痛診療セミナーが開催されました!

11月14日(月)に「愛媛頭痛診療セミナー」(大塚製薬株式会社主催)が開催され、総合司会を熊木天児先生(総合臨床研修センター長)が務めました。
第1部の一般講演では演者の先生方が「頭痛症例からの考察」をテーマに臨床推論形式で行われました。オンライン開催ではありましたが、サテライト会場に繋ぎ、参加している研修医の先生に考察の意見をいただくなど、まさに全員参加のセミナーになりました。

 

第2部の特別講演では團野大介先生(富永病院 頭痛センター 副センター長)に「片頭痛診療Update~新たな選択肢フレマネズマブへの期待~」のご講演をいただきました。
團野先生のご講演はとても分かりやすくためになる講演で、学びの多い1時間でした。
受講者である研修医・学生の皆さまにとっても大変勉強になったことと存じます。
ご講演いただきました先生方、誠にありがとうございました。

【参加者の声①】
今回は勉強会に参加させていただきまして、ありがとうございました。
頭痛は命に関わる頭痛から、日々の生活に影響のある頭痛まで、幅広いものがあることを改めて認識することができました。国家試験等の問題では全てヒントが出ている上で問題を解きますが、実際の診療では自分からヒントを探しに行くことが大切であり、最初の所見から変化があったり、非典型例であることを念頭におく必要があることを知りました。先生方にはわかりやすい言葉でお話しいただき、とても勉強になりました。(5年生)

【参加者の声②】
今回のセミナーは珍しく「専門的すぎる疾患」ではなく、「よくある疾患」や「見逃したくない疾患」ではあるが、臨床所見が「教科書通りでない」という、実臨床の頭の使い方をトレーニングできる症例ばかりで、とても学習効果が高かったです。日々の業務で大変お忙しい中、企画に関わっていただいた先生方ありがとうございました。(1年目研修医)

【熊木センター長より】
今回は日常診療でよく遭遇する頭痛をテーマにセミナーを開催しました。
前半の臨床推論形式の症例提示では、患者心理に配慮した病歴聴取、日常の勉強会によるメンタルシミュレーション効果、頭痛のred flag signを意識した二次性頭痛の除外の重要性について学べたと思います。
後半の特別講演では、日常診療で最も遭遇する一方、対応に苦慮することの多い片頭痛について詳しくお話しいただき、実践で役に立てる知識を得たと思います。

総合臨床研修センターではこれからも研修医・学生の皆さんにためになるような学びの場を随時提供していきます。
少しでも興味のあるものがあれば、積極的に参加してください。

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