医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage1」を開催しました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage1」を開催しました!

令和5年2月21日(火)医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS Stage 1」を開催しました。
 
「BEAMS Stage 1」とは、受講者が虐待早期発見と通告の意義を理解し、医療機関において適切な行動がとれるようになることが目標で、全ての医療関係者が対象となる講義です。昨年に続き、愛媛大学出身の山本英一先生(愛媛県立中央病院)が講師として、講演してくださいました。
 
令和2年度プログラムの研修医より「医師臨床研修指導ガイドライン2020年度版」が適用され、虐待研修への参加が必須となり、「BEAMS Stage 1」は医師臨床研修指導ガイドラインにおいて推奨の講義です。今回は、研修医だけでなく院内の薬剤師、看護師、精神保健福祉士、臨床心理士、事務職員も参加されました。
 
BEAMS Stage 1には子供虐待対応の歴史から鑑別方法まで幅広い内容が盛り込まれており、明日からの診療に役立ちそうでした。虐待に関してその場で白黒をつけようとせず、虐待の可能性についてすべてのスタッフの気づきを互いに尊重し、複数で判断することが大事だということも学びました。トリアージについても分かりやすく講義していただき、特に難しいと感じられる親への接し方等のコツも教えていただき、実践的な内容でした。
 
【参加した研修医の声】
真の虐待を見つけるためにはオーバートリアージの必要があるということが印象的でした。見逃さないよう、虐待は身近にあるものと認識して診療に臨みたいと思います。
 

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