2023年度第1回シーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

2023年度第1回シーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました!

5月24日、研修医12名(1年目:3名、2年目7名、院外2名)を対象にシーネ固定のハンズオンセミナーが開催されました。本ハンズオンは昨年度より整形外科の先生方にご協力いただき開催しています。今年も整形外科の木下智文先生にご調整いただき、津田貴史先生、竹本颯太先生、安井大貴先生、井上直弥先生と4名の先生にご協力いただき開催しました。

初めに安井先生より「シーネの巻き方 手関節、足関節」のレクチャーを頂きました。シーネとギブスの違い、シーネの巻く際のポイント、シュガートング固定などの少し応用者向けの巻き方についてご説明いただきました。

その後、2グループに分かれ、それぞれが患者さん側と実施側に分かれてハンズオンを実施していただけました。「シーネ部分が長すぎると固まったときに痛いよ」などと患者さんのことを考えて普段気を付けているポイントなどを教えていただきながら、足と腕のシーネ固定を実施者と患者役、それぞれ経験しました。

今回参加できなかった先生向けに今年度も第2回目を企画できればと考えています。また、今回参加された先生は次回、アシスタントとして協力していただき、その中で教える立場を経験していただければと考えています。研修医にとって専門の先生方から時間をとっていただき、ご指導いただいたことは非常に貴重な経験だったと思います。ご協力いただいた指導者の先生方、本当にありがとうございました。

ハンズオンに参加した研修医、ご指導いただいた先生方のコメントを一部抜粋して記載させていただきます。

≪参加した研修医の声≫
・救急の現場で多く見ることがありそうなケースについてシーネ固定の方法だけでなく、どういう時に必要なのか、そのあとの対応についても知ることができてよかったです。ありがとうございました。
・このように時間を取っていただき、1から巻き方を教えていただける機会がなかったためとても勉強になりました。特に落ち着いた状況で適宜指導していただきながら学ぶことができてかなり有意義な時間でした。本当にありがとうございました。
・これまで曖昧だった部分を系統立てて教えていただき、手技習得することが出来ました。休日などのスポーツをする機会、日常生活で活かせる内容を教えていただいたため、もし何かあった場合は今回学んだことを活かしていきたいです。

《指導いただいた先生のコメント》
・救急においてもシーネ固定の経験がない先生方も多く、今後に活かせるように意識しました。この1時間の中で先生方の上達を見れてよかったです。
・教える立場に回ることで普段無意識のうちに行っていることを復習する良い機会になりました。また、口頭で伝わること、伝わりにくいことにも気づけたため、こういった指導の機会があればまた参加、協力させていただければと思います。

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