歯科研修医対象の気管挿管ハンズオンを開催しました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

歯科研修医対象の気管挿管ハンズオンを開催しました!

10月27日16時から歯科研修医対象の気管挿管ハンズオンを開催しました。歯科研修医3名、医学部5年生・6年生2名の計5名が参加しました。

参加者の皆さんには事前に予習をしていただき、実技メインで開催しました。しかし、事前学習をしてもらってはいるものの、利用する器材や状況によってイメージが異なると思います。そこで、今回の気管挿管に関するセットで実習を行ったことのある医学生に一連の流れを実施してもらいました。その後、2グループに分かれて、気管挿管の実施者と介助者を体験しました。

 

基本的には先生方が経験される中で不足する部分や根拠について発問する形を意識して、なるべく教えないように意識して関与しました。その中でも様々な点に気が付いていただき、試しに実施してみたり、そこにいるメンバーで議論しながら進めていただけました。結果、あっという間に1時間が経過し、時間の許される先生は20分ほど残って練習されていました。

来年度同様の機会があって可能であれば、次回は教える側として参加してもらえればといった話もさせていただきました。教えるためには本当の意味で自分自身が理解しておく必要があり、本当に相手にわかりやすく説明できているのか、さらには自分の気が付かなかった新たな視点の発見など、学べる点があるためです。

今回の経験が今後どこかで役に立ってもらえることを願っています。

以下、参加者の感想です。

【歯科研修医A先生】

緊急時にすぐに的確な処置ができるように日頃から訓練しておく必要があると体験を通じて痛感しました。それと同時にチーム連携も大事だと感じることもできました。それは器具を渡すときに実施者のこと(使いやすい渡し方はどうか)を考えることで、無駄な時間削減と実施者の実施のしやすさが効率化に繋がることを体験できたためです。1つ1つの手技を丁寧に根拠から理解して行いたいと思います。本日はありがとうございました。

【歯科研修医B先生】

歯科の研修において経口挿管を目にする機会は少なく、また緊迫した救急の挿管は見る機会がないため、実践が出来てよかったです。また喉頭鏡を持つことは初めてで、麻酔に携わる前に経験出来て良かったです。

 

【歯科研修医C先生】

気管挿管の器具、手順等、基本的なことから教えていただき、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。2年目に研修で麻酔科に行くことがあるため、このような機会があれば積極的に参加していきたいです。ありがとうございました。

 

【医学生D君】

シミュリンピック等で学んだ気管挿管をより実践的に深く学ぶことが出来ました。今後もこのような機会があれば積極的に参加させていただきたいです。本当にありがとうございました。

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