「第3回シミュリンピック大会」が開催されました!-愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センター

「第3回シミュリンピック大会」が開催されました!

愛媛大学は感染症医療人材養成事業(文部科学省)に採択され、その一環として2年前より「シミュリンピック週間」を開催してきました。今年度も第3回目として3月11日(月)~15日(金)の期間で開催し、感染対策の重要性について学びました。愛媛大学 医学科5年生の114名が参加しました。

初日には「感染対策」および「ICUでの救急患者対応」に関するVRコンテンツを視聴しました。2日目以降の「シミュリンピック実習」(2日目~4日目)では、各講師の指導のもとシミュレータを用いて手洗い、手指消毒・簡易PPEの着脱、鼻腔咽頭ぬぐい、胸部聴診、ルート確保、バルーン留置カテーテルおよび気管挿管について学びました。

そして、最終日には1週間の総仕上げとして「シミュリンピック大会」を行いました。昨年度までのトーナメント形式を変更して、今年度は「シミュリンピック実習」の7つの手技の評価(チェックシート)、簡易テスト(数分で回答できる内容)とショートレクチャー(バッドニュースの伝え方:SHAREについて)の9つセッションを準備し、18グループが前半・後半に分かれて各ブースをグループごとに順番で回る形式としました(3分実施、2分フィードバック、2分移動)。そして各ブースでの評価を合計して、上位2チームがシナリオに沿って各手技を実施していくシナリオシミュレーショントレーニングを行ってもらいました。シナリオシミュレーショントレーニング時の評価は各手技を細かくチェックできないため、「5:指摘事項無(医師と違いがないレベル)」~「1:実施できず(要研修)」といった5段階評価を行ってもらいました。

参加した学生からは「VRゴーグルで疑似体験する機会は貴重でした」「感染に対する理解が深まった」「できると思っていたことが出来ていない部分があったため、気をつけたい」といった意見や「チームワーク・コミュニケーションが大切」「介助者や他メンバーとの連携が重要」といった感想やコメントがありました。1週間にわたり多くの先生方にご担当・ご指導いただきました。本当にありがとうございました。

本大会は、NHKのNEWS WEBサイトにおいて取り上げて頂きました。取り上げて頂いた内容はこちらからご確認いただけます(愛媛NEWS WEBより引用)。

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