小児医療を通じて未来を守る
愛媛大学小児科 ~小児医療を通じて未来を守る~

先天性心疾患に対する心臓カテーテル治療のデータベース構築

先天性心疾患をもつ患者さんのうち、心臓カテーテルを用いた治療(カテーテルインターベンション)を受けた方を対象にデータベースを構築していく研究です。これは日本全国のカテーテルインターベンションを行っている施設が対象となっており、日本における成績の把握、今後の治療成績の向上を目的になされるものです。

研究の詳細はこちらをご参照下さい。

JCIC データベース構築に関する研究

小児血液腫瘍性疾患を対象とした二次がん発症に関するケースコントロール研究

JACLS(小児白血病研究会(Japan Association of childhood Leukemia Study)に、登録された小児血液腫瘍性疾患患者さんに対する治療内容(照射、抗悪性腫瘍剤など)や患者さんの疾患の持つ性質などが、二次がんを発生するリスクに影響を及ぼしているかを検討することといたしました。この研究によって、急性リンパ性白血病の治療後の二次がんの種類と頻度を明らかにし、その原因としての治療内容との関連を明らかにしたいと考えております。

研究の詳細はこちらをご参照ください。

小児血液腫瘍性疾患を対象とした二次がん発症に関するケースコントロール研究

小児におけるStaphylococcus.lugdunesis感染の病態についての後方視的検討

過去に受診された培養検査でStaphylococcus.lugdunesis(S.lugdunesis)が検出された患者さんの診療録(カルテ)の情報を収集し、治療方法や薬剤感受性について評価する研究を行うことといたしました。この研究は小児におけるS.lugdunesis感染の特徴を検討することを目的としたものであり、今後の診療にも役立つことができると考えています。

小児におけるStaphylococcus.lugdunesis感染の病態についての後方視的検討

小児疾患の病因・病態解明のための遺伝子解析

小児期に罹患する疾患は遺伝子変異や遺伝子多型等のゲノム変異が背景にあると考えられているものが多くあります。しかしながら大部分の疾患で未だ原因遺伝子は明らかにされていません。本研究では小児科領域の様々な疾患について、患者試料を集積・保存し、その発症に関与し得る遺伝子変異を検索し、原因となる新しい遺伝子変異を見出し、小児疾患の正確な診断や分類を可能とし、ひいては新しい治療法につながる知見を得ることを目的としています。
研究の詳細はこちらをご参照ください。

小児疾患の病因・病態解明のための遺伝子解析

小児DICにおける診断・治療効果判定に用いるマーカーの検索

播種性血管内凝固症候群と診断され、当院に入院された患者さんの診療録の情報を収集し、診断・経過観察に有用な因子を検討するとともに、治療反応と相関しうるかどうかを評価する研究を行っています。この研究は、播種性血管内凝固症候群の早期治療を行う上で有用な因子の検討を目的としたものであり、今後の同疾患の診療に役立つことができると考えています。
研究の詳細はこちらをご参照ください。

小児DICにおける診断・治療効果判定に用いるマーカーの検索