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後方視的臨床研究に関するお知らせ:「心臓限局性サルコイドーシスの画像所見と予後の検討
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った検査情報(主にFDG-PET/CTやMRI画像)を解析に使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや検査情報を利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。
【研究課題名】心臓限局性サルコイドーシスの画像所見と予後の検討
【研究機関】愛媛大学医学部附属病院放射線科
【研究責任者】岡田 知久 (放射線科 医員)
【研究の目的】
サルコイドーシスは原因不明の全身に肉芽腫を生じる疾患です。心臓限局性サルコイドーシスは心臓のみにしか病変を認めないサルコイドーシスのことで、2016年に日本循環器学会から心臓限局性サルコイドーシスの診断基準が新しく提唱されています。しかし、心臓限局性サルコイドーシスのまとまった報告は乏しく、詳しいことはわかっておりません。当院で診断された心臓限局性サルコイドーシスの画像所見や予後などについて心臓以外に病変をもつ心臓サルコイドーシスと比較して、その画像所見や予後などについて後ろ向きに検証することを目的としています。
また、本検討で主に解析に使用させていただく画像(FDG-PET/CTや造影MRI)は主治医の判断の元、診療を行う上で撮影が必要不可欠と判断された患者さんにおいて撮影された画像ですので、本検討を行うことだけを目的とした検査施行や薬剤投与などは行っておりません。
【研究の方法】
対象となる患者さんは、2010年1月1日から2019年12月31日までの期間に愛媛大学医学部附属病院と愛媛県立中央病院で心臓サルコイドーシスと診断された100名の患者さんです。撮影されたFDG PET-CTや造影MRI画像の他、過去に当院で行った画像検査データ(超音波検査画像や冠動脈造影画像など)、病理所見、性別、年齢、現病歴、既往歴、治療歴、血液検査、心電図検査結果などを主に研究に利用させていただきます。
【個人情報の取り扱い】
収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる個人情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
<試料・情報の管理責任者> 放射線科 岡田 知久
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
【お問い合せ先】
愛媛大学医学部附属病院放射線科 岡田 知久
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5371