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第1回 SCCT Hawaii に参加して

川口直人

 
2014年1月13-16日の期間でSCCT Hawaii に参加させていただきました。SCCT (Society of Cardiovascular Computed Tomography) とは北米の心臓CTを中心とした学会になります。本学会のannual scientific meeting は毎年夏に北米で行われていますが(2013年で8回目)、心臓CTの普及と発展により、現在は各地で学会が開催されています。今回は初めてのハワイでの開催ということで望月教授(座長)と城戸輝先生、井手先生、田邊先生、川口(ポスター発表)のメンバーでいってきました。ハワイといってもワイキキビーチのあるオアフ島ではなく、ハワイ島での開催です。ハワイ島はオアフ島とは違って高いビルやブランドショップモールなどはほとんど無く、ネイチャー&ネイチャーの島です。日本でも有名なすばる望遠鏡があるマウナケア山(4205mm)や今も火口で噴出する溶岩がみえるキラウェア火山、ウミガメやマンタが集まる海など特有の自然の神秘が集まっています。
学会日程は毎日早朝7時半からカンファレンスがスタートして、12時半には終わるプログラムでした。日本の学会では考えられませんが、どうやらアメリカの学会ではよくあるスタイルだそうです。日本人も多く参加していましたが、僕らがスーツで会場にいるのに対して、むこうでは発表者だけでなく、座長もほとんどアロハシャツでした。しかし学会自体は非常に濃密な内容で、心臓CTの基礎的な内容から最新の内容まで幅広いセッションが組まれていました。その日の最後にはCase reviewや実際の読影法/計測法など、著明な先生が直接Workstationを使って説明してくれました。日本語だったらもっとよかったのにと思いつつも、通常の学会では経験できないセッションでした。
SCCT hawai  1
 
Yuki Tanabe
–       Dynamic Myocardial Perfusion Assessment Using 256-Slice Multi- Detector Computed Tomography with Adenosine Triphosphate Stress: Report of Initial Experience
 
Naoto Kawaguchi
–       Combined Assessment of Coronary CT Angiography and Adenosine Triphosphate Stress Dynamic Myocardial Perfusion CT Using 256-Slice Multi-Detector CT in the Detection of Coronary Artery Disease
 
Kana Ide
–       Comparison of Plaque Characteristics between 256-MSCT Based on the Diluted Test Injection Protocol and IB-IVUS
 
Teruhito Kido
–       Assessment of Left Ventricular Function with 256-Slice Multi- Detector Computed Tomography: Comparison with 3 Tesla Cine Magnetic Resonance
SCCT hawai 3
 
 
 
学会場のプールサイドでパソコンを開く様々な締め切りに追われたわれわれ大学院生をみると、必ずまたプライベートできてやろうと心に誓いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
このような貴重な学会経験をさせていただいた望月教授に感謝するとともに、今回の経験を次の研究発表にいかせていきたいと思います。
 
SCCT hawai 4
SCCT hawai 2