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Magnetic Resonance Angiography 27th Annual International Conferenceに参加して

城戸倫之

 2015年9月15-18日の期間でOhio州のCincinnatiで開催された第27回MRA国際カンファレンスに参加しました。松山からは3回飛行機を乗り換え、14時間以上の空の旅となりました。
学会はCincinnati大学のKingsgate Marriott Conference Centerで開催され、アメリカを中心に各国から多くのMD, PhDが参加していました。著明な先生による講演や最新の技術を用いた研究発表が行われ、普段自分が一般診療で用いているMRIシークエンスを開発した先生を間近で見ることもできました。私は『Single Breath-Hold Real-Time Cardiac Cine MR for Evaluation of Left Ventricular Function』の演題でポスター発表をさせて頂きました。日本の学会と比較して、発表に対して質疑応答が非常に活発で、皆フランクに意見を交換しているという印象を受けました。
 
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一日のセッションが終了すると、夜は参加者全員でアメリカメジャーリーグチームの一つであるCincinnati Redsのホームグランドに移動し、食事会が行われました。メジャーリーグの球場を貸し切って、バックスクリーンには学会の制作した映像が流れるなど、アメリカのスケールの大きさを感じさせられました。
 
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学会後は、Texas州Dallasに飛び、テキサス大学Southwestern medical centerのAbbara教授と面会をさせて頂きました。Southwestern medical centerは広大な敷地を有し、その中に大きな病院が5、6棟あり、構内の移動はシャトルバスを使わなければならないほどの広さでした。世界最新の装置も完備されており、世界各国から多くの研究生が集まっているとのことでした。Dallasに訪れたのは初めてで不安だったのですが、九州大学の放射線科から留学されている石松慶祐先生に、空港への迎えから病院の見学、現地の案内と何から何まで助けて頂きました。外国で活躍されている日本の先生と知り合え、交流を広げることが出来るのも、国際学会参加の楽しみの一つです。夜はAbbara先生と石松先生と兄と一緒にメキシカンレストランで食事をさせて頂き、楽しい時を過ごすことが出来ました。
 
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 今回、学会参加およびダラスへの視察をさせて頂き、知識だけでなく自分の視野を拡げることができました。この経験をモチベーションに変えて、今後の診療や研究に生かしてきたいと思います。