お問い合わせ
Information

新着情報

イメージ:新着情報

第9回SCCT研究会に参加して

福山直紀

9月5日に東京(品川)で開催されました第9SCCT研究会に参加しましたのでご報告させて頂きます。今回私たちが参加したこの研究会は、毎年7月に北米で開催されているSCCTSociety of Cardiovascular Computed Tomography)に関連した学会の一つです。本研究会のようにSCCT本会に関連した研究会は日本に限らず複数の国で開催されていますが、SCCT本会は今年10周年を迎えたところですので、それを考えると日本での研究会は早くから開催されたことになります。

この会は循環器科医、放射線科医、放射線技師を主体とする研究会であり、特別講演やシンポジウムを中心に構成されています。今回は救急の現場における心臓CTの役割や、心臓CTを撮像する際の造影方法に関する内容、そして海外の先生と中継をつないでのCT-FFR(という最新の技術)に関する招待講演などがありました。

当院からは大会長である望月輝一先生が開会の挨拶や招待講演の座長をされ、教育講演の演者として城戸輝仁先生と倉田聖先生が講演をされました。

SCCT 1

SCCT 3 SCCT 2

シンポジウムの中である先生がおっしゃっていましたが、循環器科医と放射線科医とではそれぞれに重要と思われるポイントが異なる部分があります。循環器領域に限らず全身のどの領域でも同じことが言えますが、我々放射線科医としてはこういった場やカンファレンスを通して、オーダーをして頂いた先生や、その科の先生が本当に知りたいと思っている事は何なのかを十分に把握した上でレポートをお返しする必要があると改めて感じました。今回も大変有意義な会となりました。

また、一般演題では私の演題を優秀賞に選出して頂きました。これもご指導頂いた先生方や、協力して頂いた技師の方々のおかげだと思っておりますので、この場を借りて厚く御礼申し上げます。