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Local Star China 2015に参加して

城戸倫之

　2015年10月10日に中国の南京で行われたLocal Star (Specialized Training in Advances in Radiology) China 2015に参加してきました。
この研究会はバイエル薬品が主催するもので、アジア圏の放射線科医を対象に、最新の研究発表や教育、国際的な意見交換を目的としているものです。私は今回、日本からのプレゼンターとして発表の機会を頂きました。初めての海外招待講演、1時間の英語でのプレゼンということもあり、準備の段階からかなりのプレッシャーを感じていましたが、皆様の協力もあり何とか無事に大役を努めることができました。
研究会では、まず韓国のKyungpook National University HospitalのJhogmin Lee（ジョンミンリー）教授が包括的心臓CTについての講演をされ、続いて私の方から『Present and Future of Cardiac MRI』という演題名で心臓MRIの最新トピックスを中心に講演をさせて頂きました。その後、2名の中国の先生から心臓CTにおけるアーチファクトの鑑別、心臓CTの読影の注意点などについての教育的なレクチャーが行われました。参加者は130人近くおり、会場の後ろは立ち見なども見られました。発表の壇上からも、中国の放射線科医の勢いを感じることが出来ました。
 



 
閉会後は沢山の中華料理が並べられた円卓を囲んで情報交換会が行われ、まさに中国スタイルといった感じでした。今回、私の英語を中国語に通訳してくれたのが、中国の放射線科のXiaomeizhu（シャオミージュー）先生でした。彼女は、私より2歳下の女医さんで、既にドイツへの留学経験があり英語も堪能な先生でした。同じく循環器画像診断を専門にしていることや年齢が近いこともあり、彼女とは有意義な交流を持つことができました。
タイトなスケジュールであったので、観光には行けませんでしたが、反日の雰囲気を感じることもなく、会期中は楽しく過ごせました。ただ、天気は晴れだったのですが、ずっと曇りの様に感じたことは中国の先生には言えませんでしたが、、、。
日本の羽田空港に到着して、まず初めに向かったのはラーメン屋でした。やはりラーメンは日本食だなぁと、また一つ日本の良いところを再認識できました。