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ご退任のごあいさつ

引き継がれる愛媛大学放射線科

望月輝一
愛媛大学名誉教授、
モスクワ第一医科大学放射線科教授

<はじめに>
私は2004年元旦に3代目愛大放射線科教授に就任し、この(2020)3月末に無事定年退職いたしました。初代の濱本研先生は定年退職を前に焦がれて郷里の私立八幡浜病院院長に就任され、2代目池添潤平先生は病気で定年退職まで務めることが出来なかったので、私の個人的な目標は、元気に定年退職まで勤め上げることでした。その目標をなんとか達成でき、両前教授の墓前に、「無事に最後まで務めることが出来ました」と報告することが出来ました。

<私の出来たこと:What I performed.>
私は放射線科入局の最初から循環器に興味があったので、放射線科に入って心臓のイメージングを楽しくやってきました。(1-a)世界に先駆けて始めた心電図同期SPECTと(1-b)ヘリカルCTを用いた心臓CTは今も世界のスタンダードとして広く臨床現場で使われています。それらのおかげで、核医学会、心臓核医学会、放射線学会、心血管放射線研究会、心臓CT研究会、心血管画像動態学会をはじめ、国内外に沢山の仲間が出来ました。私の大切な財産です。 (2) 財産と言えば、教授16年間で、沢山の仲間(若い放射線科医)が出来たことです。 皆さん立派な放射線科医に育っており、愛媛の医療と国内外の最先端医療に役に立てていることは本当に幸せなことです。「忙しくても楽しく」のモットー通りに、好きなことを好きなだけやらせて頂き、本当に幸せでした。すべての皆さんに感謝します。

<バトンタッチ>
2020年4月1日付けで就任された4代目城戸輝仁先生には、素晴らしい仲間とともにこれまで以上に愛媛のため、日本のため、そして世界の医療の発展のために、元気に思う存分に活躍してほしいと思います。これを読んでいただいた皆さん、今後とも愛媛大学放射線科をどうぞよろしくお願いします。