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後方視的臨床研究に関するお知らせ : 乳腺造影MRIでの超早期相撮影の乳腺病変の診断における有用性に関する研究

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った画像検査情報(主に乳腺MRI画像)を解析に使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや画像検査情報を利用することにご了解いただけない方は、以下の【お問い合わせ先】までご連絡下さい。

 

【研究課題名】
乳腺造影MRIでの超早期相撮影の乳腺病変の診断における有用性に関する研究

【研究機関】愛媛大学医学部附属病院

【研究機関の長】杉山隆(病院長)

【研究責任者】松田 恵(放射線科 准教授)

【研究の目的】
この研究では乳腺病変のスクリーニングや精密検査の目的で乳腺の造影MRIを当院で撮影された患者さんが対象となります。乳腺の造影MRI検査では一度に複数種類の画像を撮影しますが、それらのうち特にダイナミック撮影の画像を中心に検査後に解析し、正常乳腺の造影効果、病変の質的診断や広がりの評価などを行い、手術が実施されている場合には摘出標本の病理組織学的診断と対比を行い、これらの撮影方法が、正確な病変の質的診断や広がり評価に有用かどうかを検討します。この研究により、乳癌の患者さんの診断能・検出能の向上が期待され、今後のより良い乳腺診療につながると考えています。

【研究の方法】
対象となる患者さんは、2022年1月から2026年1月に臨床的に必要と判断され、当院で3.0TMRIを使用して乳腺造影MRIが撮影された150名です。この研究では、乳腺造影MRI画像以外に、電子カルテから抽出した対象患者の年齢、性別、既往歴、身長や体重などの身体所見、生検や手術の病理組織学的検査の結果、治療経過、その他の検査結果(MRI以外の画像検査や超音波検査など)の情報も使用させていただきます。
【個人情報の取り扱い】
収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を削除いたします。そのため個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

<試料・情報の管理責任者> 愛媛大学附属病院 放射線科 松田 恵

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。

【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院放射線科 松田 恵
791-0295 愛媛県東温市志津川454
Tel: 089-960-5371