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後方視的臨床研究に関するお知らせ : 心筋遅延造影CTにおけるAIおよび逐次近似画像再構成法の応用と有用性について
お知らせ
愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の 診療で行った画像情報(C T、M R I、超音波検査:U S、冠動脈造影検査、核医学検査など)を使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや画像情報(C T、M R I、U S、冠動脈造影検査、核医学検査など)を利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。
【研究課題名】心筋遅延造影CTにおけるAIおよび逐次近似画像再構成法の応用と有用性について
【研究機関】愛媛大学医学部附属病院放射線科及び循環器内科
【研究責任者】田邊裕貴(放射線科 助教)
【研究の目的】
CT画像は患者さんの撮影を行った後に、CT画像再構成を行うことによって、診療で使用できるCT画像となります。その画像再構成方法の一つとして、新たにmodel-based image reconstruction (MBIR)方法や人工知能を応用したdeep learning–based image reconstruction (DLR)方法が開発されました。今回、私たちは、MBIR法やDLR法といった最新のCT画像再構成法が遅延造影CT画像(心臓CT画像の一つで、心筋の線維化評価:心筋梗塞や心筋症の診断に使用しています)の診療にも応用できるかといった検証を行いたいと考えています。過去に循環器疾患で受診された愛媛大学病院患者さんの心臓CT画像を後ろ向きに解析し、最新の画像再構成方法の有用性を検証することによって、今後の診療にも役立つことができると考えています。
【研究の方法】
(対象となる患者さん)2016年1月から2021年8月に愛媛大学医学部附属病院を受診された方のうち、心臓CT検査および心臓MRI検査を受けられた方
(利用するカルテ情報)性別、年齢、発症時期、合併症、既往歴、家族歴、生活歴、身体所見、血圧、心拍数、血液検査データ、画像検査データ(胸部単純X線写真、CT, MRI、US,CAGなど)、治療状況など。
【個人情報の取り扱い】
収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
<試料・情報の管理責任者> 愛媛大学医学部附属病院放射線科 田邊裕貴
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院放射線科 田邊裕貴
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5371