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後方視的臨床研究に関するお知らせ:「MRIでの肝臓の脂肪・鉄沈着の定量におけるIDEAL-IQ法の有用性の検討」

愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。その中で今回示します以下の研究では、患者さんのカルテの記録や通常の診療で行った検査情報(主にMRI画像)を解析に使用します。
この研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテや検査情報を利用することをご了解いただけない方は、下記【お問い合わせ先】までご連絡下さい。
 
【研究課題名】
MRIでの肝臓の脂肪・鉄沈着の定量におけるIDEAL-IQ法の有用性の検討
 
【研究機関】愛媛大学医学部附属病院放射線科
 
【研究責任者】松田 恵(放射線科 助教)
 
【研究の目的】
 
本研究では、当院で3.0TMRIを用いた肝臓MRIを撮影された患者さんを対象にIDEAL-IQ法による肝への鉄や脂肪沈着の定量評価を行い、鉄・脂肪の定量値の精度、定量値と肝機能との相関の有無などについて検討を行います。これにより、各種の慢性肝疾患の診断を非侵襲的に行うことや治療方針をたてる際に役立つと考えています。
 
【研究の方法】
・対象となる患者さんは、2018年10月1日から2022年9月30日の期間に愛媛大学医学部附属病院を受診され,肝臓MRIを撮影された患者さん150名です。
・利用するカルテ情報はMRI,CT、USなどの検査データが主体ですが、その他、性別、年齢、既往歴、身体所見、血液検査データなどに関しても検討に使用させていただく予定です。
・肝実質への脂肪沈着程度はMRIから定量した値とCTやUSなど他の検査方法を用いた場合の脂肪肝の程度などとの対比を行います。また、実際に手術や生検が行われている患者さんについては、測定した値と病理組織像と脂肪や鉄の沈着程度を比較検討をさせていただきます。
・その他。鉄や脂肪沈着程度と肝障害程度との相関について検討を行う目的で、血液データと定量した脂肪や鉄沈着程度との関連性についても検討を行います。
 
【個人情報の取り扱い】
収集した試料・情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
 
<試料・情報の管理責任者>  愛媛大学附属病院  放射線科 松田 恵
 
さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さんの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。
 
【お問い合わせ先】
愛媛大学医学部附属病院放射線科 松田 恵
791-0295 愛媛県東温市志津川
Tel: 089-960-5371