心臓血管外科(成人)の紹介
心臓血管外科(成人心臓手術)
からのメッセージ
主に心臓病、大動脈、末梢血管の疾患に対する手術を行っており、新生児を含む小児から成人、高齢者まで、あらゆる年齢の患者に対応しています。
外科専門医の資格取得に必要な知識、技能、人間性の修得のための研修を行います。個々により技術の到達度が異なるため、指導医の判断で 経験手技の範囲を決定します。技量によっては、さらなる経験も可能です。 研修期間中の研究活動や大学院への進学、海外留学、関連領域の研修については施設内での研修や施設外との交流研修も可能となっています。
当科の特徴と強み
1. 当科では、【低侵襲心臓手術】に積極的に取り組んでいます。
低侵襲心臓手術は、通常25cm程度切開するところを7cm程度に抑える。これにより、出血や合併症のリスクを軽減することができる手術法です。
大動脈狭窄症など、症状がなくても早期の手術を必要とすることがあります。傷が小さく安全な手術を確立することで、患者様が手術を受けやすくなります。
2. 【植込型の補助人工心臓の装着に四国で初めて】成功しています。
日本の心臓移植はドナー不足のため、移植の待期期間が約3年あります。
そのため、多くの患者様が体外設置型の補助人工装置を使用していましたが、流量性能、感染や出血などの合併症のリスク、
また、入院継続の必要性などから、植込型補助人工心臓治療が待ち望まれていました。
本院では、植込型補助人工心臓の装着を行っており、患者様の生活・未来を明るいものにする手術を、技術・人財の両面から、取り組んでおります。
医師の使命を心に、『命』と向き合った技術を学ぶことができます。
先生・実習生からのメッセージ
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心臓血管 S先生
臨床を繰り返しても、何一つ成果が得られないかもしれない。
何万回に一つでも、次に進む結果得られたら、それが患者さんの命に繋がる。
わずかな発見が多くの命を救うことに繋がっていると思っています。
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心臓血管・呼吸器外科学 I教授
外科医、しかも心臓や呼吸など専門性が高いところを志している人は、もともとやる気にあふれていると思います。考えてもらいたいことが一つあります。
「なんで僕らがこういう仕事をしているのか」
しんどいけれど、楽しい。むしろ、しんどいことがあってこそ、楽しいことがある。
一度考えてみてもらいたいです。