起源の成り立ちと理念

「医師の使命」を心に刻み、治療と医学の発展に最大限の努力

医局の理念

治療に最善を尽くし、医学の発展に寄与すること、
惜しみない努力の医師たること

当医局では「医師の使命・心得」を根幹とする理念のもと、診療及び医師育成の専門研修に取り組んでいます。
医師になった者、医師を目指す者には、医師の持つ義務を正しく行う責任があります。「医師の持つ義務」は、「医師の使命・心得」と言い換えることができます。
「医師の使命・心得」とは何かを言い表しているのが、緒方洪庵先生(1810~1863)がベルリン大学のフーフェランド教授の「Enchiridion Medicum」を完訳した「扶氏経験遺訓」の医師に対する戒めが書かれているものを12ヶ条に要約した「扶氏医戒の略」です。その第一条には、以下のように書かれています。

一、人の為に生活して己の為に生活せざるを医業の本体とす。安逸を思わず名刺を顧みず。ただ、己をすてて人を救わんことを願うべし。人の生命を保全し人の疾病を復治し。人の患苦を寛解するのほか他事あるのにあらず。

医局の成り立ちについて

設立から42年、第二外科としての歩み

第1期

1974年(昭和49年)、初代 木村茂教授のもと、愛媛大学医学部外科学第二講座(第二外科)として開設されました。
小児外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科の診療を行い、臨床および研究の基礎が築かれ、各専門分野において発展しました。

第2期

1996年(平成8年)より、第二代 河内寛治教授のもと、第1期同様の理念と「治療ならびに医学の発展に最大限努力すること」を掲げ、心臓血管外科、胸部外科、消化器外科、小児外科領域の広い範囲の診療を行うとともに、各分野の診療・研究班が各担当領域の充実・発展に取り組みました。

大講座制導入による新体制スタート

第3期

第2期までの愛媛大学医学部の外科は、第一外科(器官制御外科学)と第二外科(臓器再生外科学)に分かれていましたが、どちらも消化管や呼吸器・血管を扱うなど多くの分野で重複しており、ある意味では力が分散している状態でした。そこで2009年(平成21年)7月より、第一外科と第二外科を統合して「外科学講座」を設置する大講座制を導入し、その中に「心臓血管呼吸器・再生外科学」をはじめ「消化管・腫瘍外科学」「肝胆膵・移植外科学」という3つの拠点を設置しました。
この新体制によって各拠点の専門性がより高まり、“先進的医療の実践”や“臨床研究の推進”が図れると考えています。

大講座制導入による<span class="mb_block origin_ml02">新体制スタート</span>

大講座制導入による新体制に伴い、附属病院の外科外来は臓器別の6つの診療科に再編成されました。当医局は心臓血管外科・呼吸器外科として、心臓・血管・呼吸器などの外科治療を行っています。
私たちは、全体の充実を図るとともに、外来診療の効率化と技術の向上を推進し、小児・成人を問わず全ての心臓、大血管、呼吸器疾患に対応していきたいと考えています。