心臓血管外科(小児心臓手術)の紹介

心臓血管外科(小児)の紹介

心臓血管外科(小児心臓手術)
からのメッセージ

主に心臓病、大動脈、末梢血管の疾患に対する手術を行っており、新生児を含む小児から成人、高齢者まで、あらゆる年齢の患者に対応しています 。
外科専門医の資格取得に必要な知識、技能、人間性の修得のための研修を行います。個々により技術の到達度が異なるため、指導医の判断で経験手技の範囲を決定します。技量によっては、さらなる経験も可能です。
研修期間中の研究活動や大学院への進学、海外留学、関連領域の研修については施設内での研修や施設外との交流研修も可能となっています。

当科の特徴と強み

回診風景 1. 先天性心疾患
多くの種類があり、疾患によっては生直後から手術が必要な場合や、複数回の手術が必要となる複雑な病気もあります。疾患名が同じでも、治療方法が異なることがあり、その子に合った治療方法を選択することが重要です。

当院では、愛媛県および周辺の地域からの患者さんの先天性心疾患の手術を集約して専門的に行っており、年間約100症例の手術を担っており、多様な症例を経験することができます。

2. 小児と成人心臓血管外科の協力体制
また、心臓手術では、小児から成人に上がる際に、小児科から心臓血管外科に移動したりと、担当する科や先生が変わることが多々あります。当院では、小児心臓血管外科手術に専門的に取り組むことで、子供たち一人一人と向き合う。
また、成人心臓血管外科と協力し、生涯を通した治療を行っていく。

3. 小児心臓血管外科 専門医の育成
「小児」を専門的に診ている、心臓血管外科専門医が現在少なく、治療の必要な子供たちに治療を行えていない現状があります。
一人でも多くの子供たちの命を救うため、専門医の育成にも力を入れています。

小児心臓血管外科 専門として、また、成人心臓血管外科と協力し、子供たち一人一人の未来を作っていくことができます。

先生・実習生からのメッセージ
  • 心臓血管 S先生

    臨床を繰り返しても、何一つ成果が得られないかもしれない。
    何万回に一つでも、次に進む結果得られたら、それが患者さんの命に繋がる。
    わずかな発見が多くの命を救うことに繋がっていると思っています。

  • 心臓血管・呼吸器外科学 I教授

    小児心臓血管外科 外科医、しかも心臓や呼吸など専門性が高いところを志している人は、もともとやる気にあふれていると思います。考えてもらいたいことが一つあります。

    「なんで僕らがこういう仕事をしているのか」

    しんどいけれど、楽しい。むしろ、しんどいことがあってこそ、楽しいことがある。
    一度考えてみてもらいたいです。