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27th ESTS Meeting European Conference on General Thorcic Surgery

当科医師 佐野由文は、2019年6月9日~12日、アイルランドの首都ダブリンで開催された「27th Meeting of the European Society of Thoracic Surgeons(第27回ヨーロッパ胸部外科学会)」において、“COMPARISON OF THE QUALITY OF LIFE AFTER UNIPORTAL VERSUS CONVENTIONAL 3-PORT VIDEO-ASSISTED THORACOSCOPIC SURGERY: A RANDOMIZED CONTROLLED STUDY”につき発表を行いました。現在特にヨーロッパおよびアジアで広がりつつある、一つの孔だけで手術を行う「単孔式胸腔鏡下手術」において、従来の三つの孔で手術を行う「3孔式胸腔鏡下手術」との比較を、前向きランダム化比較試験で行った結果を発表しました。結果としては、やはり「単孔式」のほうが「3孔式」より、第2、3、5、10日目に有意に疼痛が軽く、また患者満足度も高かったという結果が得られました。この発表はヨーロッパでも非常に大きな反響を呼び、ESTS-MEDTRONIC PRIZE(Best Presentation Award)として表彰を受けました。
今後当院においては、患者様の負担が少ない「単孔式胸腔鏡下手術」をさらに増やしていこうと考えております。

上記表彰の様子は、日本呼吸器外科学会のホームページにも掲載されております。

詳しくは下記からご覧ください。

http://jacsurg.gr.jp/about/mem_act.html