12月1日（金）18:45より愛媛大学医学部附属病院 地域医療支援センター 1階講義室に於いて、「第5回 医学生・若手医師のための胸部画像診断セミナー」を開催いたしました。学生、初期研修医の皆様のみならず、県内の専門医の先生方も含めて54人もの方々にお集まりいただき、胸部画像診断の読影とCOPDに関する勉強を行いました。
　まず最初に恒例となりました、アンサーパッドを用いた「画像読影コンテスト」を行いましたが、日頃あまり遭遇しないような疾患や画像もあり、われわれとしても大いに勉強になりました。学生や研修医にとって、胸部画像診断は鬼門の一つと思われますが、とにかく一枚でも多くの画像に触れることが肝要と考えています。これからも少しでも多くの画像に接していただければと思っています。
　続いて今年の目玉である特別講演 は、「見える？ 聴こえる？ COPD」というお題で、KKR札幌医療センター　呼吸器内科医長　福家 聡 先生にご講演いただきました。COPDに関する画像、生理、解剖等について、基礎から実践に至るまでの豊富な内容で、楽しく勉強でき、また非常に分かりやすいご講演で、学生や研修医のみならずわれわれにとっても非常に役に立つものでした。遠く札幌よりはるばる来ていただきました福家先生、本当にありがとうございました。
　呼吸器内科、放射線科の先生方とも、また来年もやりましょうという意思の確認ができました。来年以降も経済面、体力面が続く限り、こうしてご縁をいただきました愛媛大学の学生さんや研修医の皆様、またこの地域の呼吸器診療の向上にとって微力ではありますがお役に立てればと思いつつ、第6回、第7回と重ねていければと考えております。皆様のご協力なにとぞよろしくお願い申し上げます。