同意取得省略の臨床試験タイトル

体外循環症例データベース

公開日:2024年3月27日

  愛媛大学医学部附属病院を受診している患者さんへ研究に対するご協力のお願い

 愛媛大学医学部附属病院では、医学・医療の発展のために様々な研究を行っています。
この研究は、愛媛大学医学部附属病院の臨床研究倫理審査委員会での審査・承認、病院長の許可を受けて実施しております。
今回の研究では、患者さんのカルテの記録や体外循環記録、通常の診療で行った検査のデータを使用します。
研究の内容を詳しく知りたい方や、カルテの情報を利用することにご了解いただけない方は、以下のお問い合わせ先までご連絡下さい。

【1 研究課題名】
 体外循環症例データベース

【2 研究機関】
 愛媛大学医学部附属病院

【3 情報の提供を行う研究機関の長】
 愛媛大学医学部附属病院 病院長 杉山 隆(試料・情報の提供元の管理責任者)

【4 研究責任者】
 心臓血管・呼吸器外科  泉谷 裕則

【5 研究期間】
 研究機関の長の許可日 ~ 2027年7月31日

【6 対象】
 2024年4月から2027年7月までに愛媛大学医学部附属病院で体外循環を使用し心臓血管外科手術(心臓・胸部の大動脈手術)を施行した16歳以上の患者様を対象とします。
 
【7 利用する試料・情報等】
 (利用するカルテ情報)性別、年齢、発症時期、合併症、既往歴、身体所見、血液検査データ、画像検査データ、治療状況 等

【8 研究の概要】
 心臓または胸部の大動脈手術では手術中の一定時間に人工心肺装置を用いて血液の循環を補助します。これを体外循環と呼びます。体外循環を用いた治療を受ける患者様の安全の追求と、高品質の医療技術の提供を目的として、体外循環中の記録を全国規模で集積する事業を一般社団法人 日本体外循環技術医学会(以下、JaSECT)が行っています。当大学はこの事業に参加しております。心臓血管外科手術を受ける患者様とご家族皆様におかれましては、学会事業に提供された体外循環実施データを当大学内及び学会にて解析することにご理解とご支援を賜りますようお願い致します。

【9 個人情報の取り扱い】
 収集した情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を削除いたします。患者さんを特定するための情報(対応表)は、院内で個人情報管理者が厳重に保管いたします。そのため個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、データベース事業へのデータの送付は、JaSECTが会員に提供している暗号化メール(SSL-Web mail)を用いて送信されます。この方式では、送信途上では高品質に暗号化(RSA暗号化、鍵サイズ2048bit)され、送信者と受信者のみがデータにアクセスが可能です。データ送信による倫理上の問題である個人情報の漏洩防止については問題ございません。
なお、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

【10 お問い合わせ先】
 愛媛大学医学部附属病院 診療支援部 ME機器センター 山田 文哉
 〒791-0295 愛媛県東温市志津川454
 TEL:089-960-5960(代表)

《共同研究について》
 この研究は、JaSECTを通じて他の病院と共同で行っています。
患者様個人を特定できる情報は一切JaSECTに提供いたしません。情報の取り扱いや保管にあたっては、関連する法令や取り決めを遵守いたします。全国の登録事業に参加している施設の体外循環担当部署から登録されたデータは統計的数値に変え還元します。参加施設は還元された情報を元により安全かつ高品質になるよう診療の改善に繋げます。
学会の御案内は、JaSECTガイドライン策定委員会 http://www.jasect. jp/ にてご覧いただけます。