愛媛大学大学院医学系研究科 器官・形態領域 泌尿器科学 愛媛大学大学院医学系研究科
器官・形態領域 泌尿器科学 Department of Urology Ehime University Graduate School of Medicine.

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【愛媛初】腎がんに対する経皮的凍結療法を導入しました。

お知らせ 2021.6.10

愛媛大学医学部附属病院では、泌尿器科と放射線科が連携し、腎がんに対する経皮的凍結療法システムを導入し、令和3年5月に1例目を実施いたしました。

腎がんに対する経皮的凍結療法とは、CTなどの画像を見ながら腎の腫瘍へ刺した治療針の先端に-20℃から-40℃の氷塊(アイスボール)を作成することによって、がん細胞を凝固壊死させる新たな治療法です。

本治療は、四国での導入施設は少なく、愛媛県内では当院が初めての導入となります。

手術よりも入院期間が短く、局所麻酔のみでの治療が可能で、治療時間は1時間半~2時間程度となります。

腎機能を温存することができ、治療5年後に再発なく生存している割合は90%程度と良好な報告がされています。

合併症などで手術治療が困難な患者様にとっても、治療の機会をご提供できる可能性があります。

 

当院における現時点での凍結療法の適応は、7cm以下の腎がんで外科的手術(腎全摘除術、腎部分切除術)の適応をとらない、または希望しない患者様です。

また、費用面では、保険で承認されている治療です。

詳しい情報を知りたい方は、当院泌尿器科を受診し、ご相談ください。

担当医 三浦(外来診察日:水、木)

 

 

当院1例目の様子:CT画像を見ながら腫瘍に穿刺し、アイスボールを作成。施行時の痛みもなく、合併症なく術2日後に退院できております。

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お知らせ 2021.3.15

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