愛媛大学大学院医学系研究科 器官・形態領域 泌尿器科学 愛媛大学大学院医学系研究科
器官・形態領域 泌尿器科学 Department of Urology Ehime University Graduate School of Medicine.

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当科の特色FEATURE

どんな手術が多いのでしょうか?

ロボット手術が多いです。ロボット前立腺全摘除は年間100件以上行っています。
その他の癌の治療としては、腎部分切除、膀胱全摘もロボット手術で行っています。骨盤臓器脱や水腎症の手術もロボット手術を取り入れています。
腎移植も行っており、年間15例前後ではありますが、免疫学的ハイリスク症例、血管形成を伴う移植なども積極的に行っています。

研修先の病院は多いのでしょうか?

原則、県内の病院のみです。
県内の中核病院は関連病院であり、そのすべての病院にはロボット手術が可能な体制を整えています。関連病院では若手医師が手術を行う機会が増えると思います。腹腔鏡手術、ロボット手術も5年目ぐらいから若手医師も執刀しています。
また、逆に関連病院が県内しかないということは愛媛県に住みたいという人には良いことなのかもしれません。引っ越しが楽?通勤可能ということもあります。

腎不全関連の治療はしているのでしょうか?

愛媛県の泌尿器科特徴として腎不全の治療も行っています。
他県では腎臓内科や移植外科が行っているところが多いと思われます。透析管理、シャント作成、血管拡張術、腎移植まで行います。透析専門医の取得も可能です。

入局後の進路(キャリア)について

初年度の大学病院での研修後、関連病院での勤務となります。
基幹病院での勤務は必ず含まれるようにしています。専門医取得後に大学院へ進むか、地域での勤務を継続するかの選択となると思います。 博士取得後はそれぞれの専門性を高めることが多いと思います。
海外留学(アメリカ オーストリア)、移植(東京女子医科大学)、小児(佐賀大学)での国内の手術研修の窓口もあります。 早期に進路について相談していただければ早く対応することも可能です。 事実、現在4年目の先生が小児泌尿器科を希望されており、佐賀大学へ国内留学をしています。

女性泌尿器科の先生はいるのでしょうか?

現在複数名の女性泌尿器科医師が在籍し、関連病院に勤務しています。
男性医師ばかりという認識があると思いますが、全国的にみても近年女性泌尿器科医師は増加しています。 事実、当科でも2018年には2人、2019年3人の女性が入局しています。 妊娠、出産についても産休・育休は取得可能です。子供の送迎などでの勤務時間への配慮もできます。 現在、大学病院に1人の女性泌尿器科医師が在籍していますが、子育てと仕事を両立されています。
現代の泌尿器科の手術はロボット手術が多く、術者、助手は座って手術します。 手術時間3時間程度(シャント、TURの手術は1~2時間程度)と短いことが多く、体力面で心配されている方も問題ありません!

医局の雰囲気はどうでしょうか?

内部からの目ではありますが、医局員は穏やかな人ばかりでアットホームな雰囲気の医局です。
医局員同士のコミュニケーションを密にし、それぞれの生活スタイルに合わせて仕事とプライベートを両立させています。
また、現在はコロナ禍ですっかりなくなりましたが、勉強会や親睦会も定期的に行っております。中にはウズウズしている人もいるはず!
当科では、若手医師の主体性を重視しています。
一般泌尿器科医としての幅広い知識と臨床力を身に付け、得意な分野を育て、苦手な分野はチームでサポートできる医局でありたいと考えています。