令和6年度解剖体慰霊祭、文部科学大臣感謝状伝達式及び御遺骨返還式を行いました(2024.11.1)
令和6年11月1日(金)、医学部体育館において、令和6年度愛媛大学医学部解剖体慰霊祭、文部科学大臣感謝状伝達式及び御遺骨返還式をしめやかに執り行いました。
今年度の慰霊祭には、約700人の御遺族、白菊会会員、来賓、教職員、学生等が参列し、献体者の御芳名が奉読された後、医学の発展のために貢献していただいた尊い御霊(みたま)に対し、感謝と哀悼の意を表し黙祷しました。
続いて、羽藤直人医学部長、杉山隆病院長、仁科弘重学長、森實榮一白菊会理事長及び学生代表の新居孟さん(医学科3年生)が、篤志をもって医学教育にその身を捧げてくださった方の御霊と、その志を理解してくださった御遺族に感謝と追悼の辞を述べました。
最後に、参列者全員が白菊を捧げ、御霊の御冥福をお祈りした後、分子病理学講座の北澤荘平教授から医学系研究科の教員を代表して挨拶がありました。
慰霊祭終了後、文部科学大臣感謝状伝達式を行い、羽藤医学部長から御遺族に文部科学大臣感謝状を手渡しました。続いて御遺骨返還式を執り行い、学生から各御遺族に感謝の言葉をお伝えし、御遺族のもとに御遺骨を返還しました。
参加した学生は御遺族に対して「御献体いただいた方々が、充実した人生を歩まれた後に、自らの体をもって社会に貢献されていることに対し最大の敬意を払い、医学生一人一人が患者さんの命を預かる立場となることに責任感を持って、今後の勉学に励みたい」と決意の言葉を述べていました。